軽バンとして人気の高いスズキ・エブリイ。特に商用モデルであるDA17V型はバリエーションが多く、シートの快適性もモデルごとに異なります。本記事では、PAリミテッドにJOINのシートを流用したい方へ向けて、互換性や取付方法、注意点などを詳しく解説します。
エブリイDA17Vシリーズのシート構造とは
エブリイDA17Vは同一シャーシを共有しつつ、グレードによって内装仕様が異なります。PAリミテッドとJOINは、フレーム構造や座席固定ポイントが共通しており、基本的にシート自体の互換性があります。
つまり、JOINのシートをPAリミテッドに取り付けることは物理的には可能ですが、車両の年式やシート側の仕様差によっては加工が必要になることもあります。
取付けに必要な条件と工具
JOINのシートをPAリミテッドに装着するためには、主に以下の条件を確認する必要があります。
- シートレールのボルト位置が一致しているか
- シートベルトアンカーの固定方法が同一か
- シート側に電装系(シートヒーターなど)がある場合は対応可否
取り付けにはラチェットレンチやトルクレンチが必要となる場合があり、安全性を確保するためには締め付けトルクの管理も重要です。
JOINシートの特徴とメリット
JOINグレードのシートは、PA系に比べて座面が厚く、クッション性やホールド感が向上しています。長距離運転や頻繁な乗降を想定した設計のため、乗り心地を改善したいユーザーにとっては非常に有効なアップグレードです。
特に腰への負担が少ない構造になっており、仕事で使用するユーザーからの評価も高いです。
実際の事例:JOINシートの流用成功例
中古車市場や個人ユーザーのレビューでは、PAやPAリミテッドへJOINのシートを移植した例が多数あります。ヤフオクやメルカリなどでもJOIN純正シートが出品されており、実際に取り付けたユーザーからは「乗り心地が劇的に良くなった」「腰痛が軽減した」との声が寄せられています。
ただし、シートベルトの装着部位やシートレールの高さの違いにより、多少の調整が必要となるケースもあるため注意が必要です。
車検や保安基準への影響は?
純正パーツ同士の流用であれば、構造変更申請は原則不要ですが、固定が不完全だったりシートベルトの取り付け位置が不適合な場合は車検に通らない可能性もあります。
安全性と合法性を確保するために、取り付け後には専門店やディーラーでの確認をおすすめします。
まとめ:JOINシート流用は可能だが下調べが重要
エブリイDA17VのPAリミテッドにJOINシートを取り付けることは、基本的に可能ですが、年式や個体差によって取り付け条件が異なるため、現物確認や事前調査を怠らないことが重要です。座り心地の向上や快適性を求める方にとって、有効なカスタムの一つとなるでしょう。
コメント