車のドレスアップや走行性能の調整に欠かせないホイールスペーサー。中でも「挟み込みタイプのハブ付きスペーサー」は精度と安全性が求められるため、車種に合ったものを選ぶのが重要です。この記事では、PCD100・4穴、ハブ内径56mm/外径57mmに対応するスペーサーの情報を、具体的な探し方や注意点とともに解説します。
ホイールスペーサーの基本と選び方
ホイールスペーサーは、ホイールとハブの間に挟み込んで装着するパーツで、トレッド幅を広げる目的やホイールオフセットの調整に使用されます。とくにハブ付きスペーサーはセンター出しがしっかり行えるため、高速走行でもブレを抑えられるのが特徴です。
スペーサー選びでは以下のポイントを必ずチェックしましょう:
- PCD(ピッチ円直径):今回の例では100mm・4穴
- ハブ径(内径・外径):内径56mm/外径57mm
- 厚み:10〜12mm程度
該当サイズが少ない理由と探すためのコツ
PCD100・4穴・ハブ56/57mmというサイズは比較的マイナーな規格で、汎用品では見つかりづらいのが現状です。特に厚み10〜12mmという薄型は、強度や構造上ハブ付きでの製造が難しいこともあり、ラインナップが限られています。
そのため、次の方法で探すと見つかる可能性が上がります:
- カスタムパーツ専門ショップ(例:KSP、J’s Racingなど)に問い合わせる
- オーダーメイド対応メーカー(例えばT.M.WorksやKYO-EI)にサイズ指定で製作依頼
- Yahoo!ショッピングやAmazonだけでなく、ヤフオクやメルカリでも中古を検索
実例:特注対応で理想のスペーサーを入手
たとえば、「PCD100 4H・ハブ径56mm・10mm厚・ハブリング付き」のスペーサーは、協永産業(KYO-EI)などで特注扱いとなるケースがあります。費用は1枚5,000〜8,000円前後が目安です。
実際にオーダーされた方の声では「市販品ではなかなか見つからず、最終的にKSPに問い合わせて制作してもらった」との体験談もあります。
装着前に注意すべき安全面のポイント
10mmや12mm厚のスペーサーを装着する際には、以下の安全確認も重要です。
- ホイールボルト(ナット)の掛かり代が十分あるか(最低でも1.5cm以上)
- スペーサーの材質がジュラルミンや鍛造アルミなど高剛性であるか
- トルクレンチでの締め付けを正確に行い、走行後も増し締め確認を行う
安全性を確保したうえで使用することで、ハンドリングや外観の向上に繋がります。
まとめ:マッチするスペーサーがない場合は?
今回のような「PCD100 4穴・ハブ径56mm/57mm・厚み10〜12mm」のスペーサーは市販では選択肢が限られますが、カスタム対応や少量生産品を扱う専門メーカーを探せば入手できる可能性が高いです。
愛車の足回りのカスタムで妥協したくない方は、多少コストがかかっても特注でのオーダーを検討する価値があります。
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