テールランプやナンバー灯が急に点かなくなった…そんなトラブルは夜間走行時に特に不安を感じるものです。特にLED化された現代車では球切れの可能性が低いため、他の原因が疑われます。この記事では、RK5ステップワゴン(後期型)を例に、スモールランプやナンバー灯が同時に点灯しなくなるケースの原因と対処法を解説します。
同時に消灯した場合はヒューズ切れの可能性大
テールランプとナンバー灯が同時に消えた場合、まず疑うべきは「車両側のスモールランプ系統のヒューズ」です。どちらもスモールランプ連動の回路であり、1つのヒューズにまとめられていることが多いため、ヒューズ切れで一気に消える現象が起こりえます。
RK5ではヒューズボックスが運転席下やボンネット内にあるため、取扱説明書を確認し「TAIL」や「PARK」といった記載のあるヒューズをチェックしましょう。ヒューズが黒く焦げていたり切れていれば要交換です。
ヒューズが切れる原因とは?
・後付けLEDパーツの取り付けミス
・経年によるショートや断線
・雨水の侵入による腐食
一時的な過電流でヒューズが切れた場合は交換だけで済むこともありますが、繰り返し切れるようであれば配線やパーツのショート・断線の可能性が高まります。
LEDが切れている可能性もゼロではない
LEDは「切れない」イメージがありますが、製品によっては耐久性に差があります。特に、車両購入後に社外品LEDに交換していた場合は、耐熱性や防水性の問題で早期故障することも。
一度他車から正常なLEDバルブを借りて差し替えるなどして、LED自体の不具合かを検証するのも手です。
カプラーの接触不良や断線も確認を
ヒューズもLEDも正常である場合は、配線やカプラーの接触不良が疑われます。特にテールランプやナンバー灯は外部に近い場所のため、カプラーに水分やサビが溜まりやすいです。
カプラーを一度外して接点復活剤で清掃してみると、不具合が解消する場合があります。
車検や整備工場に依頼する際のポイント
・「いつから」「どの灯火が」「同時に」消えたのかを正確に伝える
・自己修理の有無(社外LEDなど)も共有する
・診断料がかかる場合があるため見積もりを確認
簡単なヒューズ交換で済む場合もあれば、配線トラブルで数万円の修理になる場合もあるため、事前に費用感も確認しましょう。
まとめ
✔ テール&ナンバー灯が同時に点かない場合はヒューズ切れが最有力
✔ LEDの故障やカプラーの接触不良も併せて確認を
✔ 配線や電装の不具合も含めて点検が必要なことも
✔ 原因によりDIY修理か整備工場依頼か判断
早めの対処で車検対応や夜間の安全運転に支障をきたさないよう、原因の切り分けと適切な修理を進めましょう。
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