高級スポーツカーとして人気のポルシェ718ケイマン。「若いうちに夢の車に乗りたい」と考える人にとって、年収がある程度あるならば選択肢に入ってくる車種です。しかし、購入費用だけでなく維持費も含めて、現実的に所有できるのか?本記事では、大学生で年収500万円のケースを想定して、ポルシェ718ケイマンの購入と維持について詳しく解説します。
ポルシェ718ケイマンの購入費用の内訳
新車の718ケイマンはグレードにもよりますが、500万〜650万円程度が相場です。オプションを追加すると700万円を超えることもあります。加えて、税金や登録費用などで+30〜50万円ほど必要です。
中古車であれば価格はやや下がり、走行距離や年式によって400万〜550万円で手に入る車両もあります。信頼できる中古ディーラーから購入することで、コストを抑えつつ満足度の高い購入が可能です。
維持費:スポーツカーならではの負担とは?
車両本体の価格以上に見落とされがちなのが「維持費」です。718ケイマンを所有する際にかかる年間コストの目安は以下の通りです。
- 自動車保険:年齢制限がない場合、20代前半だと年間20万〜40万円ほどになることも
- 車検・整備費:年間平均で10万〜20万円
- ガソリン代:ハイオク仕様で年間約10万〜15万円
- 税金関係:自動車税約5万〜6万円、重量税など含めて年7万円前後
つまり、年間合計で40万円〜70万円以上を維持費として考慮する必要があります。
学生×年収500万円という特殊な条件
今回のケースでは、大学生で年収500万円・手取り300万円、かつ生活費は親負担という恵まれた条件です。この場合、支出の自由度は非常に高く、「車に全ツッパ」するのは現実的に可能です。
ただし、ローンを組む場合、学生では信用審査が厳しくなりがちです。収入があっても学生という身分では銀行系ローンの審査通過は困難で、金利が高めなディーラー系ローンや残価設定型ローンに限定されることもあります。
購入時のおすすめの支払い方法
学生で現金一括が可能な場合、それがもっともコストを抑えられる方法です。ローンを組む場合は以下のような選択肢があります。
- 親名義でローンを組む:親が協力可能な場合、信用力が上がり低金利ローンが利用できる
- 残価設定ローン:月額負担を抑えて3年後の下取りに備える
- 中古車現金一括購入:コストとリスクを最小限に抑える方法
将来的にライフスタイルが変化する可能性が高い大学生にとって、柔軟な契約内容は重要なポイントです。
実際のオーナーの声:若くしてポルシェを買った人たち
あるYouTuber(当時22歳)は、中古の718ケイマンを一括購入し、毎月約5万円の維持費(保険込み)を計上していました。また、20代の若手エンジニアも「車の維持費のために趣味や外食を極力控えて生活を組み立てている」と語っています。
このように、若くしてケイマンに乗っている人たちは「収入の大半を車に投じる覚悟」があるのが共通点です。
まとめ:718ケイマンは“覚悟”があれば可能
結論として、年収500万円・生活費負担なし・車に集中投資できるという条件下ならば、718ケイマンの所有は可能です。ただし、購入だけでなく維持費も含めた中長期的な見通しと、将来の生活設計を慎重に考える必要があります。
おすすめは、中古車の現金一括購入+車両保険込みの見積もりを事前に確認し、2〜3年乗る前提で購入判断をする方法です。若くして夢の車を手に入れることは可能ですが、「夢を維持し続ける覚悟」が問われる選択でもあります。
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