サカナクションの代表曲『新宝島』は、その印象的なイントロのギターカッティングで多くのリスナーを惹きつけています。この記事では、あのリズミカルでキレのあるカッティングを再現するためのポイントをわかりやすく解説します。
『新宝島』イントロのカッティングの魅力
『新宝島』のイントロは、ファンク調で歯切れのよいギターが曲全体のリズムを牽引しています。このカッティングは、ただコードを弾くだけでは再現できず、リズム感とミュート技術が要求されます。
テンポはおよそ122BPMで、16ビートのリズムをベースにしたストロークが特徴です。
必要なテクニックとギターセッティング
まず、使用するギターはシングルコイル搭載のストラトキャスター系が理想的です。アンプはクリーントーン設定で、少しコンプレッサーやコーラスをかけると雰囲気が近づきます。
技術的には次の3つが鍵となります。
- 16ビートストローク:アップ・ダウンを常に安定させる。
- ミュート奏法:左手でコードを押さえつつ、瞬間的に離して音を切る。
- アクセント:2拍目・4拍目に意識してアクセントを置く。
コード進行と押さえ方
イントロで使用されているコード進行は以下のようなシンプルなパターンが基本です。
小節 | コード |
---|---|
1〜2 | E7 |
3〜4 | A7 |
5〜6 | B7 |
7〜8 | A7 → E7 |
いずれもセブンスコードで、6弦ルートまたは5弦ルートのバレーコードが適しています。例:E7(0 2 0 1 0 0)
実際のカッティング練習法
最初はミュートだけでストローク練習を行い、右手のリズム感を鍛えましょう。その後、コードを押さえて8分音符ごとに1拍ずつミュートを入れてみてください。
例えば「ジャッ・ジャッ・ジャッ・ジャッ」のようにミュート音を交えながら練習すると、実際のカッティングに近づきます。
以下のようなリズムで反復練習すると効果的です:
ダ・ダッ・ダ・ダッ(アクセントは2拍目と4拍目)
より『新宝島』に近づけるための音作り
実際の演奏では少しクリーンなクランチサウンドが用いられており、以下のようなエフェクター構成がおすすめです。
- コンプレッサー:アタックを揃える
- コーラス:80年代感を演出
- トレモロ(軽く):揺れ感を追加
アンプはフェンダー系のクリーントーンが理想です。
まとめ:練習と分析で『新宝島』のカッティングを自分のものに
サカナクションの『新宝島』イントロのカッティングは、シンプルなようでリズムと音作りに深みがあるプレイです。ミュートの切れ味とリズムの安定性を意識しながら、まずはゆっくりと練習を積み重ねましょう。
一歩ずつ練習を重ねれば、あなたのギターも『新宝島』のようなプロのサウンドに近づいていくはずです。
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