PIAAのワイパーは性能と静粛性で高評価を受けており、特に「クレフィットプラス」はスタイリッシュなデザインと拭き取り性能を両立したモデルとして人気です。使用中にビビりやスジ残りが出始めたら、替えゴムの交換時期。では、PIAAの上位ゴム「スーパーグラファイト」はクレフィットプラスに装着できるのでしょうか?
クレフィットプラスの基本構造と替えゴム互換
クレフィットプラスはPIAAのフラットワイパーシリーズに属し、独自のU字レール構造でゴムを保持しています。替えゴムは専用品である「クレフィット専用替えゴム」が基本対応品として販売されています。
一方、スーパーグラファイトは汎用替えゴムで、PIAAの一部フレームタイプのワイパーに対応しますが、クレフィットプラスには原則非対応です。溝の形状や長さ、幅が異なるため、無理に装着するとズレや不具合の原因になります。
スーパーグラファイトの特徴とは?
スーパーグラファイトは、PIAAのグラファイトゴムシリーズの上位品。耐摩耗性・撥水性・静粛性に優れた特殊シリコン混合ゴムで、長期間の使用でも拭き取り性能が維持されるのが特長です。
そのため、「どうしてもこの性能をクレフィットで使いたい」と思う方もいますが、物理的なフィッティングが合わないため、別途フレームごとスーパーグラファイト対応ワイパーに交換する必要があります。
クレフィットプラスに推奨される替えゴムの選び方
PIAA純正の「クレフィットプラス専用替えゴム」を選ぶのが最も確実です。品番はワイパーの長さによって異なり、PIAA公式サイトやパッケージに記載の「品番コード」から検索できます。
たとえば、550mmの運転席側には「WG60」など、商品名に“WG”がついたコードが使用されます。対応表を確認して選ぶのが安心です。
互換性の注意:純正以外のゴムを使うリスク
一部の通販サイトでは非純正の互換替えゴムが販売されていますが、寸法や断面形状が微妙に異なる場合があり、装着の際に加工が必要になることもあります。また、動作中の外れ・ビビり・異音などのトラブルの元になるため、純正品の使用が推奨されます。
もし性能に不満がある場合は、ワイパー本体ごと上位モデルに変更するのも一つの方法です。
上位モデルへ乗り換えを検討するなら
PIAAでは「エアロヴォーグ」など、スーパーグラファイトゴムを採用した上位ワイパーシリーズも展開されています。これらの製品は高耐久性に加え、風切り音の低減や撥水加工の効果などが期待できるため、クレフィットプラスからのステップアップとしてもおすすめです。
まとめ:クレフィットプラスには専用ゴムを、安全性と快適性を両立しよう
PIAAの「スーパーグラファイト」は高性能ですが、「クレフィットプラス」には物理的に非対応です。交換時は、必ず専用の替えゴムを選びましょう。性能をアップさせたい場合は、上位モデルのワイパーへの乗り換えも一つの選択肢です。
安全で快適な視界を保つためにも、互換性と品質を両立させた製品選びを心がけてください。
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