トヨタ・ランドクルーザー70(ランクル70)は、2023年末の再再販により大きな話題を集めました。発売直後には新車価格約480万円にもかかわらず、新古車が800万円前後で取引されるなど、プレミア価格が話題になっています。本記事では、ランクル70の再販事情と、転売価格における「適正な上乗せ」の見極め方について考察します。
ランクル70再再販モデルとは?
2023年に再再販されたランクル70は、伝統の堅牢なラダーフレーム構造と最新の2.8Lディーゼルターボエンジンを搭載したモデルです。4ドアピックアップのボディはアウトドア志向や法人需要にも対応し、国内外から注目を集めました。
トヨタの希望小売価格は約480万円。しかし抽選販売や納車の長期化から、早期納車済みの新古車に対しては大幅なプレミアがついています。
新古車800万円の背景と市場動向
新車価格から300万円以上上乗せされた800万円の新古車は、需要と供給のバランスが大きく影響しています。即納可能なメリットと、海外への転売益を狙う業者の存在が価格を吊り上げているのが現状です。
ただし、中古市場全体では納車が進むにつれて価格は徐々に落ち着く傾向にあります。2024年春以降、700万円台への値崩れも一部で確認されています。
購入検討ライン:プレミア価格の上乗せ許容額とは?
一般的にプレミア価格の妥当性は「新車価格の1.2~1.4倍程度まで」が目安と言われています。ランクル70に当てはめると、上乗せ額は100〜200万円、販売価格で600〜680万円程度が「現実的なライン」と考えられます。
実際にSNSやオーナーコミュニティでは、「650万円なら納得」「700万円超えると割高感が強い」といった声も多く見られます。
価格以外に見るべきポイント
車両状態(走行距離、未使用か否か)、保証期間の有無、販売店の信頼性なども判断材料です。高額な新古車であっても、新車保証がそのまま継続されるのか確認が必要です。
また、ローンやメンテナンスパックを含めたトータルコストで比較することも忘れずに行いましょう。
値崩れの兆候と今後の見通し
一部ではすでにプレミア価格がやや下がってきており、2025年にかけては流通量の増加とともに「正規価格+100万円程度」へと落ち着く可能性もあります。急いで購入せず、マーケットの様子を見極めるのも一つの戦略です。
まとめ:プレミア価格に振り回されない賢い選択を
ランクル70の新古車が800万円で販売されている現状は、極端なプレミア価格とも言えます。現実的な購入ラインは600〜680万円程度で、価格の推移を冷静に観察することが重要です。高額な買い物だからこそ、焦らずに「価値ある価格」での購入を目指しましょう。
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