トヨタ・カムリWS(XV70型)は2018年の登場以降、2021年にマイナーチェンジ(後期型)を受け、フロント周りのデザインが大きく変更されました。外観のアップデートを目的に「前期型に後期グリルやTRDフロントスポイラーを装着できるか?」という相談も多く寄せられています。この記事では、その互換性や必要部品、取り付け時の注意点について詳しく解説します。
前期と後期の外観上の違いとは?
カムリWS前期(2018年〜2020年)と後期(2021年〜)の大きな違いは、フロントグリルおよびバンパー下部のデザインです。
とくに後期型ではフォグランプ周辺のダクト形状が変更され、TRDフロントスポイラー(後期専用品)の装着にはこの変更が影響してきます。バンパー自体の基本形状は似ていますが、微妙な取り付けクリアランスの差があります。
後期グリルの装着は可能?条件と加工ポイント
後期型グリルは、前期型バンパーとの共通取り付け点が一部存在するため、ボルトオンに近い形での装着が可能とされています。
ただし、グリル下部の一部固定箇所に差異があり、樹脂部の微加工やクリップ変更が必要になるケースもあります。フォグランプの形状が前期後期で異なる点にも注意が必要です。
TRDフロントスポイラー装着時に必要な部品
TRD後期型フロントスポイラーは、基本的に後期専用設計です。そのため、スポイラー本体以外に以下の部品も別途必要になる場合があります。
- 後期型専用の下部グリル/ロアカバー
- 左右のサイドカバー(シルバーまたはブラック)
- クリップやビス類の再調達
TRDスポイラー自体は装着可能でも、補器類の流用・交換を前提とする点に注意しましょう。
実例:前期型に後期グリル+TRDスポイラー装着した事例
SNSや整備ブログでも、「前期WSに後期グリル+TRDスポイラーを装着した」という報告がいくつか見られます。装着者の声としては。
「フィッティングに若干の加工が必要だった」「グリルとスポイラーの合わせ目のズレは最小限」「TRDのイメージに近づいて満足」といった評価が目立ちます。
プロショップでの装着相談が推奨されますが、DIYでも可能な範囲の作業としてチャレンジする人も少なくありません。
まとめ:後期グリル・TRDパーツの装着は可能だが事前確認が重要
カムリWS前期に後期グリルやTRDフロントスポイラーを装着することは、物理的には可能ですが、細部のフィッティングや部品の互換性確認が重要になります。
取り付け前には、パーツリストや図面を確認し、信頼できる整備工場やTRD取扱店と相談するのが安心です。デザインをアップグレードしたい方にとっては、魅力的なカスタム手段といえるでしょう。
コメント