バイクに興味があっても、免許を持たずに行動する際には法律をしっかり理解しておく必要があります。本記事では、「どこからが無免許運転になるのか?」という疑問に対して、エンジンの有無や場所別に解説します。
エンジンOFFで公道を押す行為は無免許運転になる?
結論から言うと、エンジンを切った状態でバイクを手で押して公道を移動すること自体は、通常は無免許運転には該当しません。
ただし、押している途中に乗車する、坂道で足をかけて惰性で進むといった行為は「道路上を運転した」とみなされる恐れがあり、無免許運転として摘発される可能性があります。
自宅の庭でエンジンをかけて空ぶかしするのはOK?
私有地である自宅敷地内であれば、エンジンをかけたり空ぶかしする行為は基本的に無免許運転には該当しません。
ただし、騒音が近隣トラブルの原因になることがあり、軽犯罪法や自治体の条例で問題視される可能性があります。
公園など公共スペースでの空ぶかし行為は危険
公園や河川敷などの公共の場でエンジンをかけて空ぶかしをする行為は、道路交通法や都市公園法、騒音防止条例などに抵触する場合があります。
特に公園は「運転練習場」ではないため、無免許運転として処罰されるリスクが高いです。市民の安全を守るためにも、公共スペースでの実験行為は避けましょう。
警察が無免許運転とみなすライン
- エンジンがかかっていて道路上にある→無免許運転の対象
- 惰性や足こぎで進む→“運転”と判断される可能性あり
- エンジンOFF・手押し・歩道→通常はセーフだが注意は必要
警察の判断は状況によって変わることもありますが、「動かす=運転とみなされる可能性がある」という意識を持つことが大切です。
無免許運転の罰則は非常に重い
道路交通法第117条により、無免許運転には3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。
また、行政処分としての違反点数は25点と非常に重く、免許取得前に大きなハンデを背負うことになります。
まとめ:免許がないうちは“動かさない”のが最善
免許がない状態でバイクを扱う場合、たとえエンジンをかけるだけでも状況によっては無免許運転とみなされます。
安全と法令を守るためにも、免許を取得してから堂々とバイクを楽しみましょう。それまでは、バイクの整備や洗車、装備の準備など、合法でできることに集中するのがおすすめです。
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