原付(原動機付自転車)は日常の足として根強い人気があり、通勤・通学や近所の移動手段として多くの人に利用されています。しかし、免許制度は年々見直されており、2025年現在では「原付に乗るにはどの免許が必要か?」を改めて確認しておくことが大切です。
原付とは?どんな車両が該当するのか
「原付」とは、一般的には排気量50cc以下の二輪車を指します。近年は電動キックボードや原付二種(51〜125cc)との違いが曖昧になることもあるため、分類を明確に理解することが重要です。
原付は「第一種原動機付自転車」と呼ばれ、最高速度は30km/h、二段階右折が必要など独自の交通ルールがあるのも特徴です。
2025年現在、原付に乗るために必要な免許とは
以下のいずれかの免許があれば、第一種原付を運転することが可能です。
- 原付免許(16歳以上)…原付のみに乗れる最もシンプルな免許
- 普通自動車免許(AT限定含む)…車の免許を持っていれば原付も運転可
- 普通二輪免許(小型限定含む)や大型二輪免許…バイク免許を取得すれば原付もカバーされます
普通自動車免許があれば原付に乗れるため、わざわざ原付専用の免許を取る人は近年減少傾向にあります。
原付免許と普通免許の違いと注意点
原付免許は学科試験のみで取得可能(実技試験なし)なため取得しやすい一方、運転可能な車種が限られています。また、普通免許で原付に乗れるとはいえ、原付特有の制限(30km/h制限、二段階右折など)を理解していないと違反になることも。
例: 普通免許で原付に乗っていたが、右折レーンから直接右折し違反切符を切られた事例もあります。
原付以外にもおすすめ?125ccまでの「原付二種」
最近では、より実用性の高い「原付二種」に乗る人が増えています。こちらは50ccを超え125cc以下のバイクで、二段階右折不要、法定速度60km/h、二人乗り可能などメリットが多いです。
原付二種に乗るには「小型限定普通二輪免許」が必要ですが、教習所に通えば最短2〜3日で取得可能です。
免許取得の手順と費用
原付免許の取得手順は以下の通りです。
- 年齢:16歳以上
- 試験場で学科試験・適性検査・交通法規講習を受講
- 費用:5,000〜8,000円程度
小型限定普通二輪免許の場合、教習所費用は約10〜12万円。原付より費用はかかりますが、より広範囲な利用が可能です。
まとめ:原付に乗るなら用途に合わせて免許を選ぼう
原付に乗るには「原付免許」「普通自動車免許」「二輪免許」のいずれかが必要です。手軽に乗るなら原付免許でも十分ですが、将来的にもっと自由にバイクを使いたいなら「原付二種」や「普通二輪免許」を検討するのもおすすめです。
免許選びは、あなたのライフスタイルと今後の移動ニーズに合わせて考えることが大切です。
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