ガソリン車の電気系統には、さまざまな用途に合わせたヒューズボックスがあり、ラジオもそこから電源を取っています。この記事では、車載バッテリーを消費せずにラジオを使う方法について解説しますが、いくつかのリスクや注意点も含まれるため、しっかりと確認してから実施することをお勧めします。
ラジオに独立した電源を供給する方法
ラジオを車載バッテリーとは別の電源から供給することで、車のキーをACCにしなくてもラジオを使用できる可能性があります。具体的には、以下のような手順を取ります。
1. ラジオに接続されているヒューズを取り外します。
2. 外部12V電池を用意し、プラス端子をラジオのヒューズ負荷側に接続します。
3. 電池のマイナス端子は車載バッテリーのマイナス端子(またはボディアース)に接続します。
こうすることで、車のバッテリーを消費せずにラジオを使用できる環境が整います。
ラジオに外部電源を使用するメリット
車載バッテリーを消耗しないため、長時間の使用によるバッテリー切れのリスクを避けられます。特にエンジンをかけずにラジオを使いたい場合や、長時間駐車する際には便利な方法です。
また、ラジオをACCモードでオンにする必要がないため、キーの操作が不要で、便利にラジオを利用できます。
配線の変更によるリスクと注意点
配線を変更して外部電源を供給する方法には、いくつかのリスクがあります。ラジオ以外の機器も同じヒューズで保護されている場合、それらの機器が意図せず動作しなくなることがあります。特に、車の電気系統に関連する部品を扱う際には、安全性に十分な配慮が必要です。
また、外部12V電池の接続が正しく行われていない場合、ショートや故障のリスクが増える可能性もあります。
外部電池の安全な選び方
外部電源として使用する12V電池は、安定した出力を保てるものを選ぶことが重要です。推奨されるのは、ラジオの消費電力に合わせて容量が適した電池を選ぶことです。
例:一般的な車載ラジオの電力消費は少ないため、10Ah程度の電池でも数時間使用できます。長時間使用する場合には容量が大きめのものを選びましょう。
まとめ:車の電装系統に影響しないよう十分に注意
外部電源を利用してラジオを使用する方法は、車載バッテリーの消耗を抑えたい方にとって有用です。しかし、接続の方法や選ぶ電池には注意が必要であり、車の電装系統に不具合が出ないよう、十分に配慮してください。安全に配線や設定を行い、車を快適に使えるようにしましょう。
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