スキーやアウトドアを楽しむ方にとって、ルーフボックスは欠かせない装備のひとつです。特にコンパクトカーである日産ノートのような車においては、車内スペースの限界を補う重要なアイテムです。今回は人気のルーフボックスブランド「INNO」のBRQ33とBRQ55の違いを比較しながら、スキー用途に最適な選び方を解説します。
INNO BRQ33とBRQ55の基本スペック
まずはそれぞれのモデルの基本的な仕様を確認してみましょう。BRQ33はコンパクトな設計で、容量は約300L、外寸は長さ183cmです。一方のBRQ55は約400Lの容量を持ち、外寸は205cm。つまり、全長・容量ともにBRQ55の方がひとまわり大きい作りになっています。
見た目や空力設計はどちらもスタイリッシュですが、積載力には明確な差があります。
160cmのスキー板が入るのはどちらか?
160cmのスキー板を収納したいという目的であれば、BRQ33では長さがギリギリか、やや厳しいと考えられます。内寸が外寸より短くなることを考慮すると、BRQ33では収納時に角度をつけなければならず、積載に不安が残ります。
一方でBRQ55であれば、余裕を持って収納できる長さがあり、スキー板のほかにもブーツやウェアなども一緒に収めやすくなります。
日産ノートとのマッチングはどうか?
日産ノートは全高が約1,525mmと比較的低めのコンパクトカーですが、ルーフレールやベースキャリアをしっかり装着すれば、BRQ55も問題なく取り付け可能です。ただし、高さ制限のある駐車場などでは注意が必要です。BRQ55を装着すると車高は約2,100mm前後になるため、立体駐車場の利用には制限が出ることもあります。
その点、BRQ33であれば車高の増加が抑えられ、街乗りメインの方には便利な選択となるでしょう。
走行性能・風切り音への影響
どちらのモデルも空力性能に配慮されたデザインですが、BRQ55は全長が長いため、風の抵抗を受けやすくなります。とはいえ、100km/h程度の高速走行であれば大きな違いを感じることは少なく、装着バランスさえしっかりしていれば安定した走行が可能です。
また、重心バランスを取るためにも荷物の配置を工夫することが大切です。重いものを片側に偏らせないようにしましょう。
費用対効果と用途のバランスで選ぶ
価格面ではBRQ33がやや安価で、軽量かつ手軽に装着できる点が魅力です。短距離や荷物が少ない用途ならコスパの良い選択肢といえるでしょう。
一方、BRQ55は容量に余裕があり、長期のスキー旅行や家族でのレジャーに活用するなら圧倒的に便利です。今後も長く使う予定があるならBRQ55の選択がおすすめです。
まとめ:スキー板160cmを軸に選ぶならBRQ55が安心
結論として、スキー板160cmをメインに収納するなら、INNOのBRQ55を選ぶのが無難です。日産ノートでも取り付けは可能で、収納力・使い勝手・将来性を考えてもBRQ55の方が満足度は高いでしょう。
ただし、駐車環境や普段の用途を考慮し、最終的な選択はライフスタイルと照らし合わせて決めるのがベストです。
コメント