スバルWRX(VA型)はそのスポーティな走りとデザイン性から多くのファンに支持されている車種です。細かなパーツ交換やドレスアップを楽しむユーザーも多い中で、パーツの互換性は非常に重要なポイントとなります。特に「ヘッドライトウォッシャーカバー」といった小さな外装部品は、前期と後期で形状や取り付け方法が異なる場合があり、注意が必要です。
VA型WRXの前期・後期モデルの違い
VA型WRXは2014年に登場し、2017年のマイナーチェンジを境に「前期」「後期」に分かれます。外装デザインも変更が加えられており、バンパー形状やヘッドライトデザインに微妙な差異があります。これらの変更はヘッドライトウォッシャーカバーにも影響する可能性があります。
たとえば、バンパーの形状が変更されると、ウォッシャーノズルの配置角度が微妙にズレることがあり、カバーの取り付け部の勘合や寸法が異なる場合もあります。
パーツ番号による確認が重要
スバル純正部品にはそれぞれ個別のパーツ番号(品番)が割り当てられています。WRXのヘッドライトウォッシャーカバーも例外ではなく、前期・後期で異なる品番が設定されていることがあります。例えば、以下のような品番の違いが確認されています。
- 前期型:84931VA010(カラー未塗装)
- 後期型:84931VA030(カラー未塗装)
このように、品番が異なれば取り付け部分の形状や寸法に差異がある可能性が高いため、共通使用はできないことが多いです。
互換性がある場合とない場合の具体例
一部のユーザーからは「自己責任で前期用を後期に取り付けた」という報告もありますが、フィット感や見栄えの面で満足できないケースが多く、完全な互換性があるとは言えません。
とくにボディカラーに合わせて塗装済みのカバーを使いたい場合、形状がわずかでも違えば浮きや隙間が目立つため、純正部品を型番通りに購入することをおすすめします。
中古・社外パーツ購入時の注意点
ネットオークションや中古パーツショップで部品を購入する際は、前期・後期の区別がされていない場合もあります。画像だけで判断するのは危険で、必ずパーツ番号や適合車種の記載を確認しましょう。
また、社外製品は純正に比べて微妙な精度のズレがあることがあり、純正バンパーとのフィット感に差が出るケースもあります。
パーツ選びに迷ったらディーラーか専門店に相談
どうしても確証が得られない場合は、スバルディーラーまたはWRX専門店に問い合わせるのが確実です。車体番号(VIN)を提示すれば、該当する正確なパーツ番号を調べてくれます。
また、バンパーの形状変更や補修歴がある場合、適合パーツが異なるケースもあるため、実車確認も推奨されます。
まとめ:VA型WRXのヘッドライトウォッシャーカバーは前後期で基本的に別設計
WRXのヘッドライトウォッシャーカバーは、前期と後期で基本的にパーツ番号が異なるため、互換性がないと考えておいた方が無難です。わずかな形状の違いでも装着できない、または見栄えに支障が出る可能性があるため、購入前には必ずパーツ番号を確認しましょう。確実な装着と美しい仕上がりのためにも、純正部品の正しい選択が重要です。
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