Kawasaki W400にアップハンドル化を検討しているライダーのために、ワイヤー類(クラッチ・ブレーキ・アクセル・タコメーターケーブル)の交換や延長について分かりやすく解説します。この記事を読めば、必要なワイヤーの長さや選び方、実際のカスタム手順がすぐにわかります。
アップハンドル化でワイヤーを交換すべき理由
アップハンドルに変更すると、ハンドル位置が高くなるため、純正ワイヤーでは長さが足りなくなることがあります。
特にクラッチケーブルやブレーキライン、アクセルワイヤーは長さが重要で、無理に使うと急なハンドル操作でワイヤーが張ったり、破損リスクがあります。
どのケーブル・ホースをどれくらい長くすべきか?
一般的には各ケーブル・ホースを純正より+10~30cm程度長くするのが目安です。
例えば、クラッチケーブルは±20cm余裕があると安心で、ブレーキは油圧ホースなら
+15cm程度でも取り回しに余裕が出ます。
アクセルワイヤーやタコメーターケーブルも、実際にハンドルを最大左・右に切った際に、ケーブルが張られず、V字に余裕がある状態が目安です。
実例:W400でのアップハンドル+20cmクラッチケーブル交換
実際に私のW400でアップハンドルにし、社外クラッチケーブルを純正より20cm長いものに交換しました。
取り付け後、フルロック時でも余裕があり、安全にハンドリングが可能になりました。
選び方:社外ケーブル・ホースの選定ポイント
- 長さは純正+10~30cmが目安。メーカーが”アップハンドル用”と明記している商品を選ぶと安心。
- 油圧ホースは耐圧・耐熱仕様のものを選定。JIS規格など安全規格を確認。
- 取り回しの自由度やエンド部の形状・向きが純正と合うかどうかチェック。
- 耐久性を重視するならスチールメッシュやテフロン内蔵品がおすすめ。
例えば、アマゾンやバイク用品店で「W400 クラッチケーブル アップハンドル用」などで検索すると適合品が出てきます。
取り付け手順と注意点
1. 古いワイヤー・ホースを外す
2. 新しいものを取り回しながら仮設置
3. ハンドルを右・左端まで動かして余裕を確認
4. 固定ボルトやクリップ類をしっかりトルク管理して締め付け
取り回しを整えた後は、エンジンをかけ試運転し、ワイヤーの引っかかりやブレーキ圧漏れがないか確認します。
整備後10kmほど走行して問題がなければ完了です。
まとめ:ワイヤー長さの選び方と安全な取り回し
アップハンドル化にはワイヤー各種を純正より10~30cm長い社外品に交換することで、安全でケーブルにゆとりのある取り回しができます。
特にクラッチ+20cm、ブレーキホース+15cmを目安にし、実際に仮組みとフルロック確認を行えばトラブルリスクを避けることが可能です。
耐圧・耐久性・クリップ形状などのポイントをチェックし、適切な社外ケーブルを選んで快適なアップハンドルライフを楽しんでください。
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