バイクのユーザー車検を受ける際、「自賠責保険がまだ切れていないからそのままで大丈夫」と思っていませんか?確かに自賠責が有効期間内であれば更新不要にも見えますが、実は注意が必要です。この記事では、ユーザー車検と自賠責保険の関係、更新が必要なタイミングについて詳しく解説します。
車検時に自賠責保険はどう扱われる?
車検を通す際には、有効な自賠責保険証明書の提示が必要です。そして、次回の車検満了日まで自賠責が有効でなければ、更新が必須となります。つまり、「まだ有効だから」ではなく、車検有効期間をカバーしているかどうかがポイントです。
たとえば、車検を受けた日から2年間有効な車検を通すためには、その2年分の自賠責保険がかかっている必要があります。現行では「24か月(250cc超)」または「25か月(軽二輪)」が一般的です。
有効期限内でも更新が必要なケース
自賠責保険がまだ半年残っていても、次の車検満了日までその期間を満たしていなければ、追加で保険をかける必要があります。つまり、現在の保険を“継続”するのではなく、次の満了日まで新たに“契約”し直すのが基本です。
このため、ユーザー車検を受ける多くのライダーは、事前に25か月の自賠責に加入してから車検に行くのが一般的です。
自賠責加入の方法と費用感
自賠責保険の加入は、コンビニや保険代理店、Web経由でも可能です。費用は排気量によって異なりますが、250ccを超えるバイクの24か月契約で約9,770円(2025年時点)です。
手続きに必要なものは、車検証・旧自賠責保険証・現金などです。Web加入の場合は、印刷した証明書が必要になる場合もあるので注意しましょう。
もし自賠責が切れていたらどうなる?
自賠責保険が切れていると、公道を走行すること自体が違法になります。また、車検を受けることもできません。罰則は6か月以下の懲役または30万円以下の罰金、さらには違反点数6点で免許停止処分の対象にもなります。
そのため、車検日までに保険が切れてしまっていた場合は、仮ナンバーの取得+自賠責加入で車検場まで自走する必要があります。
まとめ:車検前には自賠責の有効期間を必ず確認しよう
ユーザー車検で自賠責保険が「期限内だから」と安心するのは危険です。「車検の有効期間をカバーする」自賠責保険の加入が必須という点を理解しておくことが重要です。
費用や手間を抑えて賢く車検を通すためにも、事前準備をしっかりしておきましょう。自賠責加入証明書は車検当日に忘れず持参してください。
コメント