レヴォーグ2.0STIとWRX S4(3BA-VAG型)はどちらが速い?スペックと走行性能を徹底比較

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スバルの高性能モデルとして人気を集める「レヴォーグ2.0STI Sport」と「WRX S4(3BA-VAG型)」。どちらも同じFA20型2.0L直噴ターボエンジンを搭載していますが、性格や性能、そして速さには微妙な違いがあります。本記事ではスペックや加速性能、ドライビングフィールなど、さまざまな視点から両車を比較し、どちらが“速さ”に優れているのかを検証します。

基本スペック比較|共通点と差異

項目 レヴォーグ 2.0STI Sport WRX S4(3BA-VAG)
エンジン FA20型 2.0L直噴ターボ FA20型 2.0L直噴ターボ
最高出力 300ps / 5600rpm 300ps / 5600rpm
最大トルク 400Nm / 2000-4800rpm 400Nm / 2000-4800rpm
車両重量 1610kg 1530kg
トランスミッション リニアトロニックCVT リニアトロニックCVT

スペック上はほぼ同等ですが、車両重量の違いが加速性能やハンドリングに影響を与える重要なポイントです。

加速性能:体感的に速いのはどっち?

0-100km/h加速タイムにおいて、WRX S4(VAG型)の方が若干速いとされています。これは約80kgの軽量さによるものです。具体的には以下のような数値が報告されています。

  • WRX S4(3BA-VAG):約5.5秒前後
  • レヴォーグ2.0STI Sport:5.9〜6.2秒前後

この差は日常の運転で明確に感じられるほどではありませんが、加速時の“軽快さ”やレスポンスには微妙な違いがあります。

走行フィールとハンドリングの比較

WRX S4はもともと「走りを楽しむスポーツセダン」として設計されており、サスペンションやステアリングセッティングも鋭敏。ワインディングや高速域での安定感・応答性は高く、スポーツ走行に向いたキャラクターです。

一方、レヴォーグ2.0STIはツーリングワゴンとしての快適性を重視しつつ、STIチューニングによりスポーティさも確保。ボディサイズがやや大きいため、安定性はありますが、俊敏な動きという点ではWRXに一歩譲ります。

街乗り・高速道路での違い

街乗りでは、レヴォーグのほうが乗り心地が良く静粛性に優れる傾向があります。CVTの制御もマイルドで、日常使いでの快適性は一枚上です。

対してWRX S4は、サスペンションが引き締まっており段差などではやや硬さを感じる場面も。とはいえ、高速域ではその剛性感が安心感へと変わり、長距離移動やスポーティな運転が楽しくなる設定です。

実例:試乗レビューから見る両者の性格

ある自動車ライターの比較試乗によると、「WRX S4は走りの一体感が高く、ハンドリングの応答性もピュアスポーツに近い」「レヴォーグはロングドライブでの疲労感が少なく、日常使いからスポーティ走行まで幅広く対応できる」と評されています。

速さという点ではWRXが有利ですが、実用性・快適性を含めた“総合力”ではレヴォーグにも大きな魅力があることが分かります。

まとめ:絶対的な速さならWRX S4、バランスならレヴォーグ

速さ=WRX S4使い勝手=レヴォーグという構図が最も分かりやすい結論です。

WRX S4(3BA-VAG型)は軽量で加速性能が高く、スポーツドライビングを重視する人向け。一方でレヴォーグ2.0STIは広い荷室や快適な足回りもあり、家族とのドライブや通勤などにも適した万能な1台です。

どちらが“上”かは用途と価値観次第。自分のライフスタイルに合った選択をすることが、最も満足度の高いカーライフに繋がります。

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