バイクツーリング中にシートバッグの防水性を気にするライダーは多いです。特にキャンプや野宿をしながらの長期間のツーリングでは、バッグが濡れてしまうことを避けるために防水バッグやレインカバーを使うことが一般的です。しかし、あるライダーは非防水のシートバッグをレインカバーなしで運用し、内部に防水性のある袋を入れる方法を実践しているとのこと。この運用方法にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?この記事では、あなたの疑問を解決するためのポイントを解説します。
非防水シートバッグ運用のメリット
非防水のシートバッグを使うことによって得られる最大のメリットは、その軽量さとコストパフォーマンスです。防水機能がなくても、バッグ自体が軽くてコンパクトであるため、車体に取り付けた際のバランスが良く、取り回しが楽になります。
また、レインカバーなしで運用する場合、バッグの開閉がスムーズになります。通常、レインカバーを取り付けると開け閉めに手間がかかることが多く、ストレスに感じることもありますが、カバーなしで運用すればその手間を省けるため、利便性が向上します。
非防水シートバッグ運用のデメリット
一方で、非防水シートバッグをレインカバーなしで使うことの最大のデメリットは、雨に濡れるリスクです。シートバッグ自体は雨に弱く、特にバイクが走行中に突然の雨に遭遇した場合、バッグが完全に濡れてしまう可能性があります。中に入れたゴミ袋が完璧に防水している限り中身は守られますが、それでもバッグ全体が濡れることが避けられません。
また、泊まりのツーリングや野宿の場合、ずぶ濡れのバッグを宿泊施設に持ち込まなければならないこともあります。濡れたバッグが車内やテント内に放置されることに不安を感じる方も多いでしょう。この点もデメリットとして挙げられます。
キャンプや野宿での運用における注意点
キャンプや野宿を行う際に、バッグが濡れていることによる不便さや問題点を最小限に抑えるためには、濡れても問題ない環境を確保することが重要です。例えば、バッグが濡れた後に車内やテント内で乾燥させる方法を考えることが必要です。湿気や水分を内部で留めることがないように、バッグ内部の整理をしっかりと行うとともに、バックパック内に追加の防水袋を使うことも一つの方法です。
また、野宿をしている場合でも、強い雨が予想されるときにはレインカバーを一時的に使用する選択肢もあります。完全な防水ではありませんが、追加の保護を提供することで、予期しない天候に対するリスクを軽減できます。
シートバッグの選び方と運用方法の工夫
シートバッグを選ぶ際、使用頻度や目的に応じて、防水性や使いやすさを重視するか、軽量さやコストパフォーマンスを重視するかを決めると良いでしょう。エンデュリスタンやデイトナのシートバッグは、確かに防水性が高いですが、使い勝手や便利さが犠牲になることがあります。
そのため、あなたの運用方法に合ったシートバッグの選択が大切です。場合によっては、必要な時にだけレインカバーを使用し、それ以外は軽量のシートバッグを使用するという選択もアリです。アウトドアやツーリングにおけるバイクの荷物運搬のスタイルに合わせて、最適なバイクギアを選んでいきましょう。
まとめ
非防水シートバッグをレインカバーなしで運用する方法には、軽量で便利な点が多い一方で、雨に濡れるリスクやバッグ内部が湿る可能性があるデメリットも存在します。防水バッグやレインカバーを使わずに運用する場合は、事前にバッグの中身を適切に保護する方法や、濡れた状態でのバッグの取り扱いを工夫する必要があります。
自分のライディングスタイルや目的に合わせて、最適なバッグ運用方法を見つけ、快適で安心できるツーリングを楽しんでください。
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