【ホンダ フリード】ハンズフリーパワースライドドアの仕様と注意点|左右非対応の理由とは

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2024年モデルとして注目を集めているホンダ フリードの新型。中でも「AIR EX 6人乗り ハイブリッド」は、先進装備を搭載し、ファミリー層を中心に人気です。しかし、ハンズフリーパワースライドドアに関して「なぜ左側だけ?」という疑問を持つ方が少なくありません。本記事ではその背景と仕様を解説します。

ハンズフリーパワースライドドアは左側のみ装備可能

フリードの最新モデルでは、ハンズフリーパワースライドドアが左側のみに限定されています。これは不具合ではなく、仕様として明確に定められた設定です。公式のカタログやWeb見積りシステムでも、左側(助手席側)のみが選択可能となっています。

なぜこのような設定なのかというと、日本国内での駐車環境や乗降シーンを前提に開発されているためです。日本では左側が歩道側となるため、安全性や利便性の観点から、ハンズフリー機能は左側のみの搭載が合理的と判断されています。

右側ドアにハンズフリーを付けられない理由

右側への装備が非対応である主な理由は、交通環境と安全性です。日本は左側通行のため、右側は車道側にあたり、開閉時の安全確保が難しいのです。また、右側に搭載するには追加のセンサーや機構が必要となり、コストや設計の制約が発生します。

一部の輸入車や高級ミニバンでは両側対応のモデルもありますが、価格や利用シーンが異なるため、フリードのようなコンパクトミニバンでは合理性が重視されています。

左右ハンズフリーが必要なユーザーへの選択肢

両側にハンズフリーを求める場合は、ホンダの上位モデル「ステップワゴン」や、トヨタの「ヴォクシー」などが候補となります。これらはより大きなボディと高価格帯に位置づけられており、多彩な利便装備が搭載可能です。

また、フリードにおいてもスマートキー連動の電動スライドドア(右側)は装備可能なため、通常の開閉操作において不便を感じることはあまりありません。

実際の使用感:左側ハンズフリーで十分?

実際にフリードを使用しているユーザーの声として、「左側だけで十分便利」という意見が多く見られます。例えば、スーパーや保育園などで子どもの乗せ降ろしに使う側が左側に固定されているケースが多く、それに対する配慮といえます。

右側に子どもを乗せる場面が少ない家庭や、運転手自身の乗り降りにはハンズフリーはあまり必要ない、という実情も理由のひとつです。

まとめ:仕様を理解したうえで最適な選択を

フリード「AIR EX」ハイブリッドにおけるハンズフリーパワースライドドアの左側限定仕様は、不具合ではなく「設計上の意図と安全性」に基づいたものです。両側対応を望む場合は、上位モデルや別車種の検討が必要となります。

日常の利用シーンや利便性を考慮し、予算と機能のバランスを見て車選びをすることが、満足のいくカーライフにつながるでしょう。

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