すでに中型バイクとAT車の免許を取得されている方にとって、「次はどんな免許が役立つか?」という悩みは自然なものです。車やバイクが趣味ではなくても、将来のライフスタイルや就職、災害時などを見据えておくと意外な選択肢が見えてきます。今回は、実用性や将来性のある“次に取るべき免許”をテーマにご紹介します。
1. 普通自動二輪(MT)免許のステップアップも選択肢
すでに中型バイク免許(AT限定)をお持ちであれば、MTに限定解除するのも現実的な選択です。特に250cc以上のスポーツモデルやツーリング志向のバイクに乗ってみたい方には有効です。
ただし、バイクに興味が強くない場合は急いで取得する必要はありません。限定解除は思い立ったときに短期間で取れるため、優先度は高くないと言えます。
2. 大型特殊免許|重機や農業系にも有利
意外と知られていませんが、「大型特殊免許」はスノータイヤの除雪車やフォークリフト、農耕用トラクターなどに乗るために役立ちます。特に地方移住や副業を考えている人には大きな武器になります。
講習時間が短く、普通自動車免許を持っていれば教習所でも1週間以内に取得できるため、コスパの良い資格のひとつです。
3. 牽引免許|キャンピングカーやトレーラー牽引に便利
牽引免許を持っていれば、キャンピングトレーラーやボートトレーラーを自分で引っ張ることができます。アウトドアやDIY、自営業で道具を運ぶ必要がある方には、今後ますます重要度が高まる免許です。
牽引免許は自動車学校での取得となりますが、教習時間は短めで、普通免許を持っていれば1週間程度での取得も可能です。
4. フォークリフト運転技能講習|就職・転職でも強い
免許というよりは「技能講習」ですが、フォークリフトの資格は物流や倉庫業界で非常に需要があります。短期で安価に取得できるうえ、時給アップにも直結します。
教習は4日間で終了し、年齢や学歴の制限もなく、全国の教習センターで受講可能です。副業やパートにも直結するスキルなので、実用性を求める人にはおすすめです。
5. 小型船舶免許|レジャーや災害時にも活用可能
バイクやクルマの運転が好きな方なら、水上の操縦にも興味が湧くかもしれません。小型船舶免許(1級・2級)は、ボートや水上バイクを操縦するために必要です。
近年では災害時の自衛や災害ボランティア用に取得する人も増えており、趣味と防災が両立できる資格として注目されています。
資格取得の目的で選ぶのがコツ
「将来的に使うかも」という視点だけでなく、趣味・副業・転職・防災・生活スキルなど、目的に合わせて免許や資格を選ぶと後悔がありません。
たとえば趣味を広げたい人には小型船舶や牽引免許、副業や生活向上にはフォークリフトや大型特殊などがマッチします。
まとめ|自分の興味と将来像から“使える”免許を選ぼう
中型バイクとAT限定普通免許を取得した今だからこそ、次の一歩をゆっくり考える時間があります。単に「免許を増やす」ことが目的ではなく、自分の暮らしを豊かにするためのツールとして、目的に合った免許を検討してみてはいかがでしょうか。
趣味を広げるもよし、災害時に備えるもよし。使い道が明確な免許は、持っていて損のない一生モノの財産になります。
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