原付には1種と2種があり、免許や走行ルールに違いがあります。特に、二人乗りを希望する場合には、それぞれの違いや免許の条件を理解しておくことが重要です。今回は、原付2種と1種の違い、そして普通自動車免許を持っている場合にどういった免許が必要かを解説します。
原付1種とは?その特徴と制限
原付1種は、排気量が50cc以下のバイクを指し、道路交通法上では「原動機付自転車」として扱われます。主な特徴と制限は以下の通りです。
- 排気量:50cc以下
- 最高速度:30km/h制限
- 二段階右折が必要
- 二人乗りは禁止
普通自動車免許を持っている場合、追加の免許を取得せずに原付1種に乗ることができます。しかし、二人乗りはできないため、二人で乗りたい場合は原付2種が必要です。
原付2種とは?1種との違い
原付2種は、排気量が50ccを超え、125cc以下のバイクを指します。原付1種と比較して、走行の自由度が高く、二人乗りも可能です。特徴は次の通りです。
- 排気量:51cc〜125cc
- 最高速度:一般的な制限速度(30km/h制限なし)
- 二段階右折不要
- 二人乗りが可能(ただし条件あり)
二人乗りができるため、長距離の移動やツーリングにも向いています。原付2種は、「小型限定普通二輪免許」や「普通二輪免許」を取得することで乗ることができます。
普通自動車免許で乗れる範囲
普通自動車免許を持っている場合、原付1種に乗ることは可能ですが、原付2種に乗るためには追加の免許が必要です。具体的には、以下の免許を取得する必要があります。
- **小型限定普通二輪免許**:この免許を取得することで、125cc以下のバイクに乗ることができ、二人乗りも可能です。
- **普通二輪免許**:小型限定を含む排気量400ccまでのバイクに乗れます。
普通自動車免許だけでは、原付1種の制限を超えるバイク(51cc〜125cc)は運転できないため、原付2種に乗りたい場合は、これらの免許を取得することを検討しましょう。
原付2種で二人乗りする際の注意点
原付2種では二人乗りが可能ですが、二人乗りにはいくつかの条件があります。主な条件は以下の通りです。
- 免許取得から1年以上が経過していること
- バイクが二人乗りに対応している(シートやステップの有無)
また、高速道路では125cc以下のバイクは走行できないため、二人乗りでも一般道に限られます。
まとめ:二人乗りを考えるなら原付2種がおすすめ
原付1種と2種の違いは、排気量や走行制限、そして二人乗りの可否にあります。普通自動車免許を持っている場合、追加の免許を取得せずに原付1種に乗ることができますが、二人乗りを希望するなら原付2種と小型限定普通二輪免許を検討することが必要です。
原付2種は、移動の自由度が高く、快適に二人乗りを楽しむことができるので、長距離の移動やツーリングにも向いています。
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