車にバックカメラを2つ搭載することは可能ですが、設置方法や配線の取り扱いにはいくつかの注意点があります。特に、バックランプの電源を分岐させて、複数のバックカメラを動作させる場合には慎重に設置する必要があります。今回は、カーナビのバックカメラとドラレコ用のバックカメラを併用する方法について詳しく解説します。
バックカメラを2つ搭載するための基本的な方法
バックカメラを2つ搭載する場合、主に2つのポイントを考慮する必要があります。まず、電源をどこから取るか、そしてカメラ信号をどのように表示させるかです。基本的には、カーナビ用のバックカメラとドラレコ用バックカメラを別々に配線し、それぞれのカメラに必要な電源を供給します。
カーナビのバックカメラは、リバースギアに連動して動作します。これに対して、ドラレコのバックカメラは駐車時のモニターとして機能します。したがって、2つのバックカメラを同時に動作させるためには、それぞれの信号を正しく処理できるモニタリングシステムが必要です。
バックランプの電源を分岐させる方法
バックランプの電源は、通常はリバースギアと連動しているため、リバースギアが入った時にバックランプが点灯し、バックカメラが動作します。ドラレコ用バックカメラの電源をこのバックランプの配線から分岐させることは技術的には可能です。しかし、分岐させる際には配線の容量や電流の流れを確認する必要があります。
無理にバックランプから電源を分岐すると、過剰な負荷がかかり、最悪の場合にはヒューズが切れる可能性があります。そのため、配線を行う際は、電気系統に詳しいプロフェッショナルに依頼することをおすすめします。
バックカメラの信号処理について
バックカメラの映像信号は、通常、車のモニターに直接接続される形で表示されます。複数のバックカメラを取り付ける場合、どちらの映像を優先して表示するのか、または両方を同時に表示するのかを決める必要があります。
一部のカーナビやドラレコは、複数の映像信号を切り替える機能を持っています。この場合、リバースギアの操作時にカーナビ用バックカメラが表示され、駐車時にドラレコ用バックカメラが表示されるといった使い分けが可能です。
車両の配線作業の注意点
車両の配線作業は、専門的な知識が必要です。バックカメラを2つ搭載するためには、配線の引き込みや分岐作業を慎重に行う必要があります。また、電源を分岐させる際には過電流や短絡が発生しないように、適切な配線を選ぶことが大切です。
配線作業に自信がない場合は、必ず専門のカーアクセサリーショップや整備工場に依頼しましょう。専門家に依頼することで、適切な配線と動作確認を行うことができ、安全にカスタマイズを楽しむことができます。
まとめ
車にバックカメラを2つ搭載することは可能ですが、電源の取り扱いや映像信号の処理については慎重に行う必要があります。バックランプの配線を分岐させる方法もありますが、過負荷を避けるためには、配線作業を専門家に依頼するのがベストです。また、バックカメラを2つ使う場合、モニタリングシステムがどのように動作するかをしっかりと理解し、最適な設定を行うことが大切です。
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