ホンダWR-V Z+にロードバイクを積載したいと考えている方にとって、ルーフキャリアの取り付け可否は気になるポイントです。WR-V Z+はルーフレールが標準装備されていないため、取付方法に工夫が必要です。本記事では、WR-V Z+に適合するキャリア選びのポイントから、ルーフガーニッシュの外し方まで、具体的な情報をお届けします。
WR-V Z+に適合するルーフキャリアはある?
結論から言うと、WR-V Z+にも取り付け可能なルーフキャリアはあります。例えば「INNO(イノー)」や「TERZO(テルッツォ)」といった国内ブランドでは、ドア開口部に固定するタイプ(いわゆる“ベースキャリア”)のモデルが対応可能な場合があります。
ただし、WR-V Z+はまだ市場に出たばかりのモデルのため、適合情報が更新されていないことが多く、メーカーサイトの「適合情報検索」で型式「6AA-RV5」「WR-V Z+」を直接入力して確認するのが確実です。
選ぶべきキャリアのタイプと構成
WR-V Z+のようにルーフレールが無い車両では、「ルーフオンタイプ(ルーフドアモール固定型)」のキャリアが基本です。主に以下の構成で準備します。
- ステー(車種別金具)
- バー(ルーフに横断するパーツ)
- 取付フック(車両側に固定するパーツ)
例えばINNOであれば「INSUT + Kフック + スクエアバー」構成が基本になります。
ルーフガーニッシュの取り外しについて
WR-V Z+にはルーフ中央部に装飾的なガーニッシュが取り付けられており、一部のキャリアではこれを外して取付ベースを露出させる必要があります。取り外しは以下の手順で行います。
- ガーニッシュの前後端にあるキャップ部分を樹脂製の内装剥がし工具で優しく持ち上げる
- クリップ構造を確認し、順に外していく(無理に引っ張らないこと)
- 外した部分にキャリアベースを仮合わせして確認
DIYに自信がない場合は、ディーラーやカー用品店に相談するのが安全です。
実際にWR-V Z+に装着した事例
SNSやブログではWR-VにINNOのベースキャリアを装着し、THULEのロードバイク専用アタッチメントを組み合わせて運用しているオーナーも確認できます。特に「前輪を外して固定するタイプ」の方が安定性が高く、車高制限にも対応しやすくなります。
なお、車検対応や法規上の問題も考慮し、全高が2.1mを超えないよう留意してください。
キャリア取り付け時の注意点
- 車体への傷防止に保護テープを使用
- キャリアの定期的な増し締め
- 自転車積載時は風切り音や燃費の変化に注意
また、取り付け後の初走行時は安全な場所で走行テストを行い、緩みや異音がないか確認しましょう。
まとめ:WR-V Z+でもロードバイク積載は可能
ホンダWR-V Z+は一見キャリアの選択肢が少ないように感じますが、実は市販品で十分対応可能です。取付には多少の工夫や慎重さが求められますが、適合パーツを正しく選べばロードバイクの積載も問題なく行えます。
不安な場合は、専門店での装着サポートを利用するのもおすすめです。安心・安全にアウトドアを楽しむための第一歩として、ぜひ計画的に準備を進めてください。
コメント