車を購入するとき、多くの人が注目するのは「車体価格」ですが、実際にはそれ以外にも多くの費用が発生します。特に学生でアルバイト収入が限られている場合、事前に総費用を把握しておくことが重要です。この記事では、大学生が自分で車を購入する際に知っておくべき「車体代以外の出費」について、具体的な金額例や節約ポイントを交えて解説します。
1. 登録・取得費用:車検代や名義変更など
中古車や新車を問わず、車を購入するとまず必要になるのが登録や取得に関する諸費用です。以下のような費用が含まれます。
- 自動車税(取得時):登録月によって変動(例:軽自動車で年額10,800円)
- 重量税:車種や年式により異なる(例:中古軽自動車で6,600円〜)
- 検査登録手数料:新車登録や名義変更時に2,000円〜
- 車庫証明代行費用:自分で行えば数百円、代行は1〜2万円
これらをすべて合算すると、おおよそ3万〜8万円程度を見ておくと良いでしょう。
2. 任意保険料:学生でも必須の支出
任意保険は法律上の義務ではありませんが、事故時の補償を考えると実質的には必須です。大学生・20歳未満の場合、保険料はやや高くなります。
例として、20歳大学生が中古の軽自動車を所有し、対人・対物無制限のプランに加入した場合、年間で8〜12万円程度かかることがあります。
親の保険の「子ども特約」や「家族限定」で割引される場合もあるので、加入前に比較しましょう。
3. 維持費としての初期費用:駐車場・ガソリン代など
購入直後には以下のような維持費も必要になります。
- 駐車場代:月額5,000〜15,000円(地域差あり)
- ガソリン代:通学・通勤で使う場合は月5,000〜1万円
- 定期点検費:中古車は初回に整備代がかかることも(数千〜数万円)
これらを合計すると、初月だけでも1〜3万円程度は見込んでおきたいです。
4. 車を現金購入しない場合の「金利・ローン費用」
月8万円のバイト収入で一括購入が難しい場合、ローンを組む選択肢もあります。ただしローンには金利がかかります。
例:車両本体価格70万円を3年ローン・年利6%で借りた場合、支払総額は約78万円になります。月あたりは約21,000円の返済になります。
収入に対してローン負担が高すぎると生活に支障が出るので、慎重に計画しましょう。
5. 実際の予算シミュレーション(軽自動車の場合)
以下は大学生が中古の軽自動車を購入するケースでの一例です。
項目 | 費用目安 |
---|---|
車体価格(中古軽) | 500,000円 |
登録・取得費用 | 50,000円 |
任意保険料(年) | 100,000円 |
初月維持費(駐車場+燃料) | 15,000円 |
合計:約66.5万円
まとめ:車体代以外にも「最低15〜20万円」は準備を
車を購入する際は、車体価格のほかにも保険や登録費用、維持費などで最低でも15〜20万円の追加予算が必要です。無理のない支出計画を立てることで、安心してカーライフをスタートできます。
学生だからこそ、事前にしっかりとした予算立てと情報収集をして、車を「楽しく・安全に・無理なく」所有することを目指しましょう。
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