セレナC28に自作でサイドバーを取り付けたものの、前上がりになってしまい見栄えや機能性に不満を感じている方も多いのではないでしょうか。この記事では、NTYアタッチメントとイレクターパイプを使用したDIY構造をもとに、角度の改善と安定性を高めるカスタマイズ方法を紹介します。
前上がりになる原因は取付高と固定位置の差
2列目と3列目のハンドグリップ取付位置は、わずかながら高さに差がある場合があります。この高低差がそのままバーの傾きに繋がります。特に車体側の穴位置が均一でないケースではこのズレが顕著になります。
また、NTY-1Bの構造上、高さ調整機能がなく、結果的にバーの水平維持が難しくなることも。この問題は、補助パーツやアジャスターの導入で改善が可能です。
高さ調整に有効なステンレス製パーツの選び方
プラスチックではなくステンレスで調整したい場合、以下のパーツが活用できます。
- ステンレス製スペーサー(厚さ5〜20mmまで数種)
- アジャスターボルト付きステー
- 可動式ブラケット(上下角度を微調整可能)
例えば、2列目側にステンレススペーサーを噛ませることで、高さを3列目に合わせて水平を保つ方法があります。DIYショップやモノタロウなどで入手可能です。
バーの角度を自在に調整するなら可動式ジョイントを
既存のNTYアタッチメントは固定式であるため、前上がりを力技で解消するのは困難です。そこで有効なのが、矢崎化工の可動型ジョイント(J-46やJ-102)などを併用する方法です。
これにより、前後方向に角度調整が可能となり、取付後に微調整も行いやすくなります。取り外しも容易で、修正作業にも柔軟に対応できます。
おすすめの補強と水平維持のための追加部材
バーのたわみや水平維持のため、以下の補強方法が有効です。
- 中央部に補強ブラケット(車内天井に当たらない位置)
- 滑り止めゴム付きクランプで車体へ軽固定
- 細めのL字ステーでパイプを抑え込む補助
ステンレス素材を選ぶことで耐久性・見た目の質感も向上します。
実例:角度調整を施したユーザーの工夫
一例として、2列目側に10mmのステンレススペーサーを2枚ずつ入れ、3列目と水平になるよう調整された方がいます。また、NTY-1Bの取付穴をやや長穴に加工して微調整できるように工夫した例も報告されています。
工具があれば手作業で可能な範囲であり、構造的に大きく手を加えずに済むのもメリットです。
まとめ:追加工で理想の角度と耐久性を実現
セレナC28に自作サイドバーを取り付ける際、前上がりになる現象はよくある課題ですが、ステンレス製スペーサーや可動ジョイントなどの活用で美観と機能性の両立が可能です。既存パーツを活かしつつ、必要最低限の追加部材で修正を加えることで、費用を抑えながら理想的な仕上がりが目指せます。
快適な車中ライフのために、DIYの可能性をぜひ楽しんでみてください。
コメント