バイクツーリングと一口に言っても、その楽しみ方は千差万別です。特にライダーの間で意見が分かれるのが、「峠道」派か「首都高の下」派かというポイント。それぞれに異なる魅力があり、走る楽しみや景色の味わい方にも違いが見られます。今回は、それぞれの楽しみ方を比較しながら、あなたのスタイルに合ったツーリングのヒントをお届けします。
自然と対話する峠道ツーリングの魅力
峠道は、ワインディングと呼ばれるカーブの多い山道を走るツーリングスタイル。自然と向き合う静かな時間や、コーナーを抜ける爽快感がたまりません。
例えば、箱根や奥多摩では、四季折々の風景とともにバイクを操る楽しみがあります。ブレーキング、バンク、加速といった操作の緻密さが求められるため、ライディングスキルを磨きたい人には最適です。
都市の隙間を楽しむ首都高下ツーリング
一方、首都高の高架下を走るルートは、都市の裏側を垣間見る感覚が魅力。交通量は多めですが、信号が少なくリズミカルに走れる道も多いため、実はテンポ良く楽しめます。
夜になるとネオンや街灯の反射が幻想的な雰囲気を生み出し、ナイトランにぴったりなシーンが広がります。建設現場の明かりや高速道路の陰が作るアーバンな風景に魅了されるライダーも少なくありません。
それぞれの魅力を活かす走り方
峠は安全第一で、無理なスピードや追い越しは厳禁。特に下り坂ではコントロールが難しくなるため、エンジンブレーキやライン取りが重要です。早朝に行けば車も少なく、静かな景色を楽しめます。
首都高下は、交通ルールを守りつつ、ストップ&ゴーをスムーズにこなすテクニックが求められます。夜間は特に、視認性と防犯の観点からもしっかり装備を整えることが大切です。
ライダーの好みによって変わる「面白さ」
自然との一体感や集中力を楽しみたいなら峠。都会の静寂や人工美を味わいたいなら首都高下。どちらもまったく違う個性があり、比べるよりも両方経験してこそ「本当の好み」がわかります。
たとえば、平日は首都高下、休日は峠といった使い分けもアリですし、季節や気分によって走るルートを変える楽しさもあります。
まとめ:自分だけのツーリングスタイルを見つけよう
峠にも首都高下にも、ライダーだからこそ味わえる世界があります。「どちらが面白いか?」ではなく、「どちらも面白い」というのが、多くの経験を持つバイク乗りたちの答えかもしれません。
自分が「心地いい」と思える場所を探すのも、ツーリングの醍醐味。今日の気分で、次の目的地を決めてみてはいかがでしょうか?
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