初めてのマイカー購入はワクワクする一方で、予想外の出来事に不安を感じることもあります。特に「購入して間もなくリコール通知が届いた」というケースでは、「この車大丈夫なの?」と疑問を持つのも当然です。この記事では、中古車購入後にリコール通知が届いたときの背景や対応方法について、N-BOXを例にわかりやすく解説します。
リコールとは?中古車にも関係ある?
リコールとは、製造上の不具合や安全性に関わる欠陥が判明した際に、メーカーが無償で修理や部品交換を行う制度です。対象になるのは新車・中古車を問わず、その型式・車体番号が該当していればすべての車両が対象となります。
つまり、中古で購入したN-BOXが過去に出荷された際のリコール対象になっていた場合、あなたが購入後に通知を受け取ることも珍しくありません。
購入時にリコールの説明がなかったのは問題?
実は中古車販売では、「リコールの未実施状況を説明する義務」はあるが、実施済かどうかの確認義務まではないとされています。
しかし多くの優良販売店では、納車前にリコール情報を確認し、必要があれば整備してから納車しています。説明がなかったということは、販売店の対応にやや不備があった可能性があります。
リコール対象だったから価格が安かった?
リコール対象車だからといって価格が下がるとは限りません。なぜなら、リコールは無償対応で修復されるため、中古車市場では基本的に「安全が確保されている状態」に戻るからです。
ただし、リコール未対応のまま販売されていた場合は「メンテナンスに不備あり」と評価され、査定額が下がることもあります。
どうすれば安心?リコール対応の確認方法
愛車がリコール対象かどうか、以下の方法で調べることができます。
- ホンダ公式リコール情報ページで車体番号を入力
- ホンダ販売店またはディーラーに車検証を持参して直接相談
- 国土交通省のリコール検索システムも利用可能
リコールが判明したら、速やかに対応を受けましょう。対応は基本的に無料で、ホンダディーラーで受け付けてもらえます。
実例:N-BOX購入直後に届いたリコール通知
ある20代女性がN-BOX(中古)を購入して2週間後に届いたリコール通知では、「助手席エアバッグに不具合がある」との内容でした。
販売店に確認したところ、「納車時点ではリコール未対応だったが、すぐに予約すれば無料対応できる」と説明され、ディーラーで1時間ほどの作業で交換完了。もちろん費用はゼロでした。
まとめ:リコール通知は驚くことではないが、確認と対応が大切
・リコールはメーカーによる安全対策であり、中古車でも対象になる
・購入時に説明がなかった場合、販売店に確認・記録を残すのがおすすめ
・リコール対象車だったからといって価格が下がるわけではない
・不安な場合はホンダの正規ディーラーで履歴と対応状況をチェック
「大切に乗りたい」と思う気持ちに応えるためにも、情報を正しく理解し、必要な手続きを安心して進めましょう。
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