カスタム好きのオーナーに人気のヴェルファイア30系前期型。特にホイール交換で印象を大きく変えたいという方は多いですが、太めのホイールを履かせた場合、気になるのはやはり「車検対応かどうか」です。今回はロクサーニマルチフォルケッタの9.0J/9.5J+245/40R20を装着した場合の車検通過可否について詳しく解説します。
車検におけるホイールサイズの基本ルール
車検時に確認されるのは、ホイールやタイヤが「はみ出していないか」「干渉しないか」「構造変更が必要ないか」といった点です。特に注意されるのは以下の項目です。
- タイヤのトレッド面がフェンダー内に収まっているか
- タイヤが車体やインナーフェンダーに干渉しないか
- ステアリング操作に影響を及ぼさないか
これらをクリアすれば、9Jや9.5Jのホイールでも基本的には車検は通る可能性があります。
ヴェルファイア30前期×ロクサーニマルチフォルケッタの相性
ヴェルファイア30系は元々タイヤハウスに余裕がある設計のため、9.0Jフロント+9.5Jリアという組み合わせはフィットしやすい傾向があります。ただし、オフセットやタイヤサイズによってははみ出しや干渉のリスクがあります。
実際に245/40R20のタイヤを9.5Jホイールに装着する場合、リムガードやショルダーの張り出し具合がポイントになります。タイヤの引っ張り具合によってフェンダーの外側にはみ出す場合はアウトになります。
実例:245/40R20+9.5Jは通る?
車高を純正のままにし、適切なオフセット(例:+38〜+45程度)を選んでいる場合、リア9.5Jでもギリギリ収まるという報告が多数あります。しかし、個体差やディーラーの見解によって判断が分かれる可能性もあるため、事前の実測が重要です。
特に車高調を入れてローダウンしている場合は、キャンバー角の影響で内側干渉やはみ出しリスクが高まるため、注意が必要です。
保安基準に合ったカスタムのポイント
以下のポイントを守ることで車検対応の可能性が高くなります。
- ホイールのオフセットを適正に設定(目安として+38〜+45)
- フェンダーからのはみ出しを確認し、必要であればフェンダーモールで調整
- タイヤサイズのバランスと引っ張り具合を確認
- 車高の下げ過ぎは避け、干渉しないか必ず実車で確認
また、国土交通省の公式サイトで最新の保安基準をチェックするのも有効です。
車検対応に不安があるならどうする?
不安がある場合は、車検対応を前提としたホイールを扱う専門店に相談するのがベストです。また、ユーザー車検を通す前に、テスター屋などで事前に測定してもらうと安心です。
さらに、安全性を確保した上で合法カスタムを楽しむために、構造変更の検討もひとつの選択肢となります。
まとめ:リア9.5Jでも条件を満たせば通る可能性あり
ヴェルファイア30前期にロクサーニマルチフォルケッタ 9.0J/9.5J+245/40R20の組み合わせは、オフセットや引っ張り具合によっては十分に車検対応可能なケースがあるといえます。事前のチェックと実測をしっかり行い、安全かつ合法なカスタムを楽しんでください。
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