バイクのフロントブレーキのタッチや感触について、マスターシリンダーの径を変更せずにフルードタンクを一体式から別体式に変更した場合、どのような影響があるのかを詳しく解説します。特に横押し式のままでラジアルマスターにはしないケースについても触れます。
フロントブレーキのタッチと構造の関係
バイクのフロントブレーキのタッチや効き具合は、主にマスターシリンダー、ブレーキパッド、ディスクローター、そしてフルードタンクの設計によって決まります。フルードタンクを一体式から別体式に変更することで、フルードの流れが変化し、ブレーキフィールに微細な違いが生じることがあります。これにより、タッチが若干変化する場合がありますが、パワーや効き具合に大きな変化はないと考えられます。
一体式と別体式の主な違いは、フルードタンクがマスターシリンダーと一体になっているか、分かれているかです。別体式にすることで、フルードの冷却効果や容量の調整がしやすくなりますが、タッチ自体は主にマスターシリンダーとブレーキシステム全体のセッティングに依存します。
タッチへの影響:別体式フルードタンクのメリット
別体式のフルードタンクに変更することで、特にロングライドや激しいブレーキングを行った際にフルードの温度上昇を抑えることができ、安定したブレーキ性能を発揮しやすくなります。フルードタンクが別体式だと、リザーバータンクが分かれているため、エア抜きやメンテナンスがしやすくなるというメリットもあります。
しかし、フルードタンクを別体式にしたからといって、ブレーキのタッチ自体が劇的に変化することは少ないです。タッチの変化が顕著に感じられる場合は、他のパーツ(パッドやディスクなど)の影響が大きい可能性があるため、全体的なバランスを見直す必要があります。
ラジアルマスターを使用しない場合のブレーキフィール
今回のケースでは、ラジアルマスターを使用せず、あくまで横押し式のままであるため、ブレーキタッチに大きな変化は少ないと言えます。ラジアルマスターのように圧力のかかり方が直線的でない設計にすることで、さらにタッチが細かく調整されることが期待されますが、横押し式でも十分なブレーキングパフォーマンスを得ることができます。
そのため、別体式のフルードタンクに変更しても、主にタッチの繊細さが増すことはありますが、パワーや効きに大きな変化は感じにくい場合が多いです。
まとめ:フルードタンクの変更による影響とは
マスターシリンダーの径を変更せずにフルードタンクを別体式に変更した場合、タッチの繊細さやブレーキの安定感が改善されることはありますが、パワーや効きに大きな違いが出ることは少ないと考えられます。特に横押し式のままであれば、ブレーキフィールの変化は微細なものに留まるでしょう。
購入後に感じるタッチの違いに関しては、ブレーキ全体のセッティングやメンテナンス状態によっても左右されるため、フルードタンクの変更だけで大きな効果を期待しすぎないようにしましょう。
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