政府は2025年から、マイナンバーカードと運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」の導入を進めています。この記事では、マイナ免許証の概要や手続き方法、どこの警察署・窓口で対応できるのかを解説します。
マイナ免許証とは?導入の背景
「マイナ免許証」とは、マイナンバーカードに運転免許証の情報を統合する取り組みです。2024年度中に全国の免許保有者を対象に、マイナンバーカードを提示するだけで免許情報の確認ができるようになります。
導入の狙いは、デジタル化の推進、本人確認の簡素化、手続きの一元化です。将来的には、スマホに取り込んで表示する「デジタル免許証」化も予定されています。
手続きできる場所は「各都道府県の運転免許センター」
現時点では、マイナ免許証の手続きや申請は、各都道府県の運転免許センターや指定の警察署で行うことになります。まだ一部地域での先行導入段階ですが、将来的には全国に拡大予定です。
各都道府県警察のホームページに「マイナンバーカードと運転免許証の一体化手続きに対応している窓口」が掲載されている場合があります。まずはお住まいの都道府県警の公式サイトを確認してみましょう。
警察署では基本的に対応していないこともある
一部の警察署では、更新や紛失対応の窓口業務のみで、マイナ免許証の申請手続きには対応していないこともあります。そのため、事前に電話やWebで確認することが大切です。
特に小規模な交番や地域警察署ではなく、県の運転免許センターに直接向かうほうが確実です。
必要なものと手続きの流れ
- マイナンバーカード(有効な暗証番号設定済)
- 運転免許証(有効期限内)
- 本人確認書類(必要な場合)
申請は窓口で本人確認後、端末にて連携手続きを行い、その場または後日マイナンバーカードに情報が登録されます。なお、ICチップに免許情報が内蔵されるため、カードの見た目は変わりません。
2025年にはスマホ対応も開始予定
今後はスマートフォンでマイナンバーカード機能を使った「デジタル運転免許証」も検討されています。これにより、スマホ一台で公的本人確認から運転免許提示まで可能になります。
政府広報などによると、[参照]2025年中にサービスインを目指して調整が進められています。
まとめ:まずは最寄りの運転免許センターへ確認を
マイナ免許証の手続きは、基本的にお住まいの都道府県の「運転免許センター」で受け付けています。警察署でも一部対応していますが、必ず事前に確認してから訪問しましょう。デジタル化が進む中で、免許証の利便性は今後さらに向上していくことが予想されます。
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