バイクのピーナッツタンクを自家塗装するには?必要なスプレー本数と塗装手順を解説

カスタマイズ

バイクのピーナッツタンク(容量7L程度)を自家塗装したいと考える方は多くいますが、必要なスプレー缶の本数や塗装の流れに悩むこともあるでしょう。この記事では、ソリッドブラック仕上げを前提に、ホルツ製のスプレーを使用した場合の必要本数と塗装工程を丁寧に解説します。

ピーナッツタンク塗装に必要なスプレー本数の目安

タンクの表面積はおおよそ0.5~0.7平方メートルとされており、しっかり塗装するには意外と塗料が必要です。以下は目安です。

  • プラサフ(下地)300ml:2本
  • ブラック(ソリッド)300ml:2〜3本
  • クリア(ウレタン)320ml:1本(2液式)
  • クリア(アクリル)300ml:使わないか、仕上げ補強に1本

ウレタンクリアは硬化剤との化学反応で硬くなる仕上げ材なので、仕上がりを重視するなら1本でも十分。ただし、重ね塗りやミスを考慮して予備を持つと安心です。

塗装工程の流れを理解する

塗装には「下地作り」が最も重要です。脱脂やサビ落としを行った後、耐水ペーパー(#600~#800)で表面を整えます。その上で以下の手順に進みます。

  • 1. プラサフを均一に2~3回塗布(乾燥→研磨→再塗布)
  • 2. 本塗装(ブラック)を数回に分けて塗り重ねる
  • 3. しっかり乾燥させた後、ウレタンクリアを重ね塗り
  • 4. 必要に応じてコンパウンドで艶出し

各工程でしっかり乾燥時間(1時間〜数時間)を確保することがムラやひび割れを防ぐポイントです。

よくある失敗例と対策

初心者が陥りやすいのが「スプレー不足」と「乾燥不足」。300mlのスプレーは思ったよりも塗れる範囲が狭く、連続で厚塗りしようとするとタレやムラの原因になります。

また、ウレタンクリアは硬化が始まると一度しか使えないため、一気に使い切る心構えと準備が必要です。施工前に使い切り計画を立てましょう。

ホルツ製品での施工に向いている理由

ホルツはDIY向け塗料の中でも品質に定評があり、ホームセンターでも手に入れやすいため初心者にもおすすめです。色の出方も安定しており、仕上がり重視の方にはウレタン系クリアと組み合わせるのが定番です。

万が一失敗しても、乾燥後に再研磨して再塗装できるのもエアブラシや2液塗装と比べた利点です。

まとめ:予備も含めてスプレーは余裕を持って準備を

バイクタンクの自家塗装では、最初の準備が成功のカギを握ります。7Lのピーナッツタンクであれば、プラサフ2本、カラー塗装2〜3本、ウレタンクリア1本が基本です。予備を含めて余裕を持った本数を準備して、丁寧に工程を進めましょう。

初めての方は、ダンボールなどで試し吹きをしてから本塗装に臨むのもおすすめです。

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