愛車をいつもピカピカに保ちたいという気持ちは多くのドライバーに共通しています。しかし、洗車のやりすぎが逆効果になる場合もあることをご存知でしょうか?この記事では、洗車機を毎日利用することの影響や、ボディを傷めずに美しさを保つ方法について解説します。
毎日の洗車は車に良い?悪い?
洗車機の利用頻度が高すぎると、塗装やコーティングへの影響が懸念されます。特にブラシ式の洗車機では、洗車キズが蓄積される可能性があります。
たとえば、新車購入から2ヶ月間、毎日洗車機を使った場合、細かな擦り傷がボディ全体にうっすらと入り、日光の下で「スワールマーク(渦巻き状の傷)」が目立ってくることもあります。
洗車の適切な頻度はどれくらい?
一般的に、洗車は2週間に1回〜月2回程度が適切とされています。雨のあとや花粉・黄砂の時期には頻度を増やしても問題ありませんが、毎日行う必要はありません。
例:海沿いや雪国など、塩害や融雪剤の影響を受ける地域では週1回の洗車が推奨されます。逆に、室内保管で走行距離が少ない場合は月1回でも十分です。
洗車機の種類による影響の違い
洗車機には主に「ブラシ式」「スポンジ式」「ノンブラシ(高圧水流)」の3タイプがあります。もっとも塗装に優しいのはノンブラシタイプですが、汚れ落ちはやや劣ります。
スポンジ式は洗車傷がつきにくく、最近の主流となっています。洗車機を使う場合は、このタイプを選ぶのがベターです。また、拭き取り時のタオルやクロスも柔らかいマイクロファイバー製を選ぶことで、キズのリスクを減らせます。
コーティング施工車は特に要注意
コーティング施工車は表面保護されていますが、過度な洗車はその被膜を早く劣化させる要因になります。水洗いで汚れが落ちる程度の軽い汚れなら、濡れたクロスで拭き上げるだけでも十分な場合があります。
また、定期的にメンテナンス用のトップコートを施工することで、コーティング効果を長持ちさせることができます。
愛車を長くきれいに保つ洗車のコツ
愛車を長持ちさせたいなら、以下のポイントを意識しましょう。
- 汚れが気になるときだけ洗車する(2週間に1回程度)
- スポンジ式かノンブラシの洗車機を選ぶ
- コーティング車には専用メンテナンス剤を使う
- 洗車後は拭き上げを丁寧に行う
- 早朝や夕方など直射日光の少ない時間帯に洗車する
また、ガラスやホイールなど部分的なクリーニングは週1でもOKですが、全体洗車は過度にならないようにしましょう。
まとめ:洗車は「頻度」より「質」が大切
新車をきれいに保ちたいという気持ちは素晴らしいことですが、洗車のしすぎはかえって愛車を傷めてしまうことも。正しい方法と頻度で洗車することで、より美しく、長持ちするボディを維持することができます。
洗車は愛車との対話の時間でもあります。やりすぎず、丁寧に、そして楽しくお手入れしていきましょう。
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