ホンダ・バモスは、商用にもレジャーにも使える軽1BOXとして根強い人気があります。中古市場でも多く流通しており、安価で実用性の高い1台を探している人には気になる存在です。しかし年式や走行距離も多めの個体が多く、購入前には評判を正しく把握することが重要です。この記事では、中古バモスの評価ポイントをユーザーの声や整備士の見解を交えてご紹介します。
バモスの基本スペックと特徴
バモスは1999年に登場し、2018年まで販売されていた軽バンです。ターボ付きモデルも設定されており、エブリイやアトレーと並ぶ人気車種でした。
特徴はリアエンジン・リアドライブ(MR)方式を採用しており、低床で荷室スペースが広く、乗用車的な使い方にも商用車的な使い方にも適しています。
良い評判①:使い勝手の良さと積載性
バモスはシートを倒すとフルフラットにできるため、自転車・アウトドア用品・小型の家具なども積載可能。キャンプや車中泊ユーザーからも支持があります。
「後部座席をたたんでマットを敷けば簡易ベッドになる」「サーフィンや釣りの道具を積むのにちょうどいい」といった声が多く見られます。
良い評判②:パーツの入手性・整備のしやすさ
販売期間が長く、生産台数も多かったため、補修パーツが豊富で整備コストも安めです。中古部品も多く流通しており、町の整備工場でも修理対応しやすい車です。
「タイミングベルト交換や足回り整備もそれほど高くない」「エンジンルームが後ろだけど意外と整備しやすい」といったメカニックからの声もあります。
悪い評判①:燃費性能の低さ
実燃費は街乗りでリッター10〜13km程度と、現代の軽自動車と比べると明らかに劣ります。特にターボモデルや4WDは燃費が落ちやすい傾向があります。
「高速でもリッター14kmが限界」「ガソリン代が意外とかかる」といった口コミも散見されます。
悪い評判②:経年劣化とエンジン音の大きさ
年式が古いため、エンジン音や振動が大きい個体もあります。リアエンジンなので静粛性にやや劣り、エアコンON時にパワー不足を感じるという声も。
「10万km超えてからオイルにじみが出てきた」「エアコン使用時のパワーダウンが気になる」といったユーザー体験も見られます。
購入時のチェックポイント
- 10万km超えならタイミングベルト交換済みか確認
- 水回り(ラジエーター・ウォーターポンプ)の整備履歴
- 下回りの錆(特に雪国使用車)
- ATの変速ショックがないか試乗確認
これらを確認することで、購入後のトラブルを大きく避けることができます。
まとめ:安くて使いやすいが、状態を見極めて購入を
ポイント | 評価 |
---|---|
積載性・汎用性 | ◎ |
維持費・整備性 | ○(燃費は×) |
快適性 | △(静粛性は低め) |
中古価格 | ○(手頃) |
ホンダ・バモスは、古くても実用性が高く、趣味にも仕事にも活躍できる1台です。ただし年式や走行距離を考えると、購入時には点検整備状況をしっかり見極めることが大切です。長く使いたい方には、整備履歴のしっかりした個体を選ぶことをおすすめします。
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