バイクのサビたボルトを取り外す方法：切断から溶接までの解決策

バイクのマフラーのボルトがサビで取れなくなると、非常に厄介です。ドラスタ400などのバイクにおいて、サビ付きのボルトを取り外す方法は様々ですが、力ずくでやりすぎてボルトが折れたり、車体に傷を付けたりすることもあります。今回は、ボルトを取り外すための方法やツールについて詳しく解説します。

サビたボルトを外す基本的なアプローチ

ボルトがサビて取れない場合、まず試したいのは「ラスペネ」などの浸透潤滑剤を使用する方法です。これはサビや汚れに浸透し、ボルトとナットの隙間に入り込むことで、取り外しやすくする効果があります。

浸透剤を使用する際は、ボルトに十分に浸透させた後、しばらく時間を置き、再度ラチェットで回してみることがポイントです。しかし、あまりにもサビがひどい場合、ラチェットや六角レンチでは回らないこともあります。

ラチェットや電動工具を使ってもボルトが取れない場合、さらに強力な方法が必要です。例えば、ヘビーデューティな工具を使用することで、ボルトに加える力を増加させることができます。特に、インパクトレンチやインパクトドライバーは、回転力を瞬間的に加えることでサビを破壊し、ボルトを外す効果があります。

しかし、これでもダメな場合、最終手段として「切断」が考えられます。ただし、ボルトが奥にあって車体を傷つける恐れがある場合、慎重に作業を進めなければなりません。

ボルトを切断する方法には、プラズマカッターを使用する方法や、ディスクグラインダー、切断機などの工具があります。ただし、これらのツールを使う際は、車体や周囲の部品を傷つけないように注意が必要です。特に、切断時に飛散する金属の破片が車体に当たることがあります。

切断作業は、ボルトが切れた後に新しいボルトを取り付ける準備が整うため、最後の手段として検討することになりますが、確実に安全に作業を行うためには、適切な道具を選んで行うことが求められます。

溶接を利用してサビついたボルトを取り外す方法もあります。溶接作業は、ボルトに新しい金属を加え、手で回すことができる状態にする技術です。この方法を使うと、ボルトが回転しやすくなり、最終的に取り外しが可能になります。

ただし、溶接には高度な技術と経験が必要です。溶接機がない場合や初心者の場合は、溶接のプロに依頼するのが安全で確実な方法です。

サビたボルトを取り外す方法は、さまざまなアプローチがあります。まずは浸透潤滑剤を使い、工具で試み、次に強力なインパクトツールを使ってみましょう。それでも取れない場合は、切断や溶接という方法が考えられますが、車体を傷つけないよう慎重に作業を行うことが大切です。

ボルトの取り外しが難しい場合は、無理に力を加えすぎないよう注意し、専門的な工具やプロに依頼することも一つの手段です。