自動車税の納税証明書は、通常5月頃に送付される税通知と共に届くものですが、車検を受けていない、いわゆる“車検切れ”状態の車の場合、納税証明書が届かないことがあります。本記事ではその理由と、確認・対応の方法について解説します。
納税証明書が届かない理由とは
車検が切れていても、自動車税は登録されている限り発生します。しかし、以下のような理由で納税証明書が届かないケースがあります。
- 車検が切れているため、使用状況が不明とみなされている
- 住所変更や所有者変更をしていて、登録情報と異なる
- 軽自動車や二輪の場合は市区町村発行で、発送対象から外れている
- 納税済みだが、証明書の発行を省略している自治体もある
特に「車検が切れている=一時的な不使用車」と判断され、発送対象から外れてしまうケースがよくあります。
車検切れでも納税義務は継続する
車検が切れていても、車両が抹消登録されていない限り、自動車税の納税義務は続きます。納税通知書が届き、支払いを済ませていれば、納税そのものには問題ありません。
ただし、納税証明書が届かないと、再車検の際に困る場合があります。特に一時抹消などの手続きをしていない場合、納税証明書の取得は重要です。
納税証明書が必要な場面
・車検を再取得したいとき
・売却や譲渡を予定しているとき
・自動車税が納付済みか第三者に証明する必要があるとき
このような場面では、再発行やWeb納税証明書の取得を検討しましょう。
再発行の方法と問い合わせ先
納税証明書が届かない場合は、下記の方法で対応が可能です。
- 都道府県税事務所への問い合わせ:車検用納税証明書の再発行を依頼できます。
- オンライン発行:多くの自治体ではeLTAXや自治体独自サービスで発行対応しています。
- コンビニ納付・スマホ納付の確認:証明書が別送になることもあるため、確認を忘れずに。
納税時の控え(領収証書など)も保管しておくと手続きがスムーズです。
実例:車検切れ車の納税証明発行手続き
あるユーザーは、1年以上放置した車両の車検を再取得しようとした際、納税証明書が届いていないことに気づきました。都道府県税事務所に連絡を取り、本人確認後に郵送で証明書を再発行してもらい、無事に車検を通すことができたとのことです。
まとめ
車検切れの車に納税証明書が届かない理由は、発送対象から外れていたり、情報が更新されていなかったりすることが多いです。しかし納税義務自体は継続しているため、証明書が必要な際は、管轄の税事務所やオンラインサービスでの再発行が可能です。トラブルを避けるためにも、車両登録情報や納税状況は定期的に確認しておきましょう。
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