1980年代後半に登場したスズキの名車「RGV250Γ(ガンマ)」。その中でもGJ21A 2型は、峠道やサーキットユースでも人気の高いモデルです。とはいえ、長年乗り続けていると避けられないのがリアショックのヘタリ。今回はGJ21A 2型の特性を踏まえたリアショックの選び方と、実際に多くのオーナーから支持される製品を紹介します。
GJ21A 2型におけるリアショックの重要性
GJ21Aはアルミフレームを採用し、当時の250ccクラスではかなりの戦闘力を持っていました。しかしその分、サスペンションの状態が走行性能に大きく影響します。特にリアショックは経年劣化によるダンパーの抜けやスプリングのへたりが顕著で、交換・強化が効果的なカスタムポイントです。
純正のリアショックは性能的に今となっては物足りないことも多く、リプレイス品に換えることで、コーナリングの安定感やブレーキング時の挙動が格段に改善されます。
選ぶ際に意識したいリアショックの性能指標
GJ21Aに適したリアショックを選ぶ際には以下の点をチェックしましょう。
- プリロード調整:体重や走行スタイルに合わせた調整が可能なモデルが理想です。
- 伸び側・圧側の減衰力調整:細かいセッティングができると、乗り味を最適化できます。
- オーバーホール対応:長く乗ることを前提に、オーバーホール可能なモデルがおすすめです。
GJ21A 2型で定番のおすすめリアショック3選
1. YSS リアサスペンション
コスパに優れた選択肢。フルアジャスタブルモデルもあり、街乗りからワインディングまで幅広く対応します。
2. Öhlins(オーリンズ)S36PR1C1
高級サスペンションの代名詞。圧倒的な路面追従性と減衰特性が魅力。サーキット走行も視野に入れている方におすすめです。
3. WP Suspension(旧White Power)
硬めのセットアップでヨーロッパ系のフィーリングが好みの方向き。GJ21Aのシャープな挙動をより活かせます。
実際の装着例とインプレッション
YSSを導入したユーザーからは「バネレートのバランスが良く、純正と比較して乗り心地が大きく向上した」との声が多く聞かれます。また、オーリンズ使用者は「峠道での安定感が格段に違う」と満足度の高さを語っています。
一方、リプレイス時にはリンク周りやベアリングの状態も同時に確認・整備すると、より効果を感じやすくなります。
取り付け時の注意点
GJ21Aはリアショック周辺のスペースがやや狭く、取り付けには多少の知識と工具が必要です。自信がない方はバイクショップでの取り付けがおすすめです。
また、中古品を流用する場合は、必ずオーバーホール歴や使用距離を確認してください。外見が綺麗でも中身が抜けていることがあります。
まとめ:愛車に合ったリアショックで走りの質をアップ
GJ21A 2型は今もなお根強いファンが多い名車です。その性能を最大限に引き出すためには、リアショックの選定が非常に重要。目的や予算に合わせて最適な製品を選び、安心で楽しいライディングを手に入れましょう。
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