デリカD:5 ガソリン・12万kmでアクセル時に出る“カラカラ音”の原因と対策ガイド

車検、メンテナンス

長距離を走った愛車のエンジンルームから、不思議な“カラカラ”とした音がアクセル操作時だけ聞こえる…そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。特に三菱デリカD:5(ガソリン車・12万km)で、運転席側からの音にはいくつか代表的な原因があります。

音が出る条件:加速中にのみ発生

まずご相談内容を整理すると、音がするのは「アクセルを踏んで走行中のみ」。アイドリング時やアクセルオフでは音が消えます。このパターンは、エンジン負荷や駆動系に関連する可能性が高いといえます。

地面に接地した状態でエンジンを回す時にだけ音がするという点が重要なヒントです。

考えられる原因①:プーリー系のベアリング不良

フォーラムでも同様の症例が報告されており、「プーリーのベアリングが劣化すると、加速時にカラカラ音が響く」との指摘があります :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

具体的には、オルタネーター・アイドル・テンショナーなどのプーリー回り。劣化すると回転時に段差やガタが生じ、音が出ることがあります。

考えられる原因②:ドライブトレイン系の振動・摩耗

アクセルオン時にドライブシャフトやユニバーサルジョイント、センターベアリングにも負荷がかかります。これら部品が摩耗した場合、「カラカラ」とした振動音が出ることがあり、JustAnswerでも類似の事例が報告されています :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

特に12万kmを超えてくると、ベアリング内部のグリスが劣化し、音が出やすくなるケースが多いです。

考えられる原因③:ヒートシールド(遮熱板)の共鳴音

エンジンルーム内の遮熱板(ヒートシールド)が緩んでいると、加速時の振動で揺らされて「カラカラ」という音が混ざることがあります。こちらはCorollaなどでもよく見られる原因です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

熱や振動で緩みやすいため、チェックリストに含めると良いでしょう。

簡易チェック方法と対策方法

  • 目視・触診チェック:ボンネットを開け、プーリー回りをアイドリングで手で触れずに耳を近づけて聞いてみましょう。
  • ヒートシールドの押さえ確認:手で軽く揺らして“ガタ”があるものは締め直すか、必要ならボルト交換を。
  • ドライブシャフト等の点検:ジャッキアップしてシャフトを手で回し、ガタやグリス漏れを確認。
  • プロによる重点点検:プーリーのベアリング交換やセンターベアリング交換は専門工場で対応。

まとめ:まずは身近なチェックから始めよう

アクセルオン時だけ鳴る“カラカラ音”は、多くの場合プーリーやドライブ部品、遮熱板などの摩耗・緩みが原因です。まずは簡単な点検(耳を傾ける、ヒートシールド緩みチェック)から行い、無理なら専門整備工場で診断をお願いしましょう。

早めの対策で音や振動が悪化する前に安心して走行できるようにしたいですね。

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