バイクの純正LEDウインカーを社外品に交換したらハイフラが起こる理由と対策

車検、メンテナンス

最近のバイクでは純正でLEDウインカーが装着されているモデルも増えています。しかし、純正LEDから社外LEDウインカーへ交換した際にハイフラ(ウインカーが通常よりも速く点滅する現象)が発生することがあります。この記事では、LED同士の交換でもハイフラが起こる理由と、その解決方法について詳しく解説します。

なぜLED同士の交換でハイフラが起きるのか

ウインカーの点滅速度は、バイクに搭載されているフラッシャーリレーや電流の流れに依存しています。純正LEDと社外LEDでは消費電力(ワット数)や内部抵抗が異なることが多く、その差が原因でハイフラが発生するのです。つまり、純正LED仕様だからといって社外LEDに換えれば必ず正常に動作するとは限りません。

例えば、純正が消費電力2W程度のLEDで、社外品が1W程度であった場合、リレーが「球切れ」と誤認してハイフラ状態になるケースがあります。

ハイフラを防ぐための解決方法

ハイフラを防ぐ方法はいくつかあります。代表的なのは以下の2つです。

  • 抵抗(ハイフラ防止抵抗)を追加する方法:ウインカー1個あたりに適正な抵抗を入れることで、消費電力を補いハイフラを防止できます。
  • LED対応リレーに交換する方法:純正リレーを社外のLED対応リレーに交換することで、抵抗を追加する必要がなく安定した点滅が可能になります。

実際には、抵抗を入れる方法は比較的安価ですが発熱のリスクがあり、リレー交換の方が安全かつ確実なケースが多いです。

実例:社外LEDウインカーに交換したケース

あるライダーが純正LED仕様の250ccバイクに社外LEDウインカーを取り付けたところ、点滅が速くなり困っていました。抵抗を追加したものの発熱が気になり、最終的にLED対応リレーに交換した結果、正常な点滅速度に戻り安心して使用できるようになったそうです。このように、リレー交換がよりスマートな解決策となることが多いのです。

取り付け時の注意点

社外LEDウインカーを取り付ける際は、製品の消費電力(ワット数)や動作電圧を確認しておきましょう。また、抵抗を使用する場合は取り付け位置に注意し、発熱が他の配線や樹脂パーツに影響を与えないようにする必要があります。リレーを交換する際も、車種に対応した製品を選ぶことが重要です。

まとめ

バイクの純正LEDウインカーを社外LEDに交換した際にハイフラが起こるのは、消費電力や内部抵抗の違いが原因です。解決方法としては「抵抗を追加する」または「LED対応リレーに交換する」が有効です。安全性や確実性を重視するならリレー交換が推奨されます。社外パーツに交換する際は、仕様や取付方法を確認し、安心してカスタムを楽しみましょう。

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