「ツーリング」といえば大型バイクやネイキッドバイクを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実は、スクーターでも十分にツーリングを楽しむことができます。本記事では、スクーターによるツーリングの実態や、見落とされがちな魅力について詳しくご紹介します。
スクーターでツーリングは可能か?
結論から言えば、スクーターでもツーリングは十分可能です。排気量によって走行性能に違いはありますが、125cc以上のスクーターなら高速道路も走行可能ですし、長距離移動にも向いています。
たとえばホンダのPCXやヤマハのNMAXなどは、ツーリング目的でも人気のモデルです。収納力が高く、燃費も良いため、日帰りや一泊程度の旅にはぴったりです。
なぜスクーターのツーリングが目立たないのか?
スクーターがツーリングシーンで目立ちにくい理由には、以下のような背景があります。
- ライダー同士の集まりではギア付きバイクが主流
- スクーターは「通勤・買い物」のイメージが強い
- ツーリング系のメディアやYouTubeでは大型車が中心
しかし実際には、SNSやブログを検索すると、スクーターで日本一周したという報告や、50cc原付でのロングツーリング記録も多数存在します。
スクーターツーリングの魅力とは
スクーターによるツーリングには、バイクとはまた異なる魅力があります。
- 自動変速で疲れにくい
- 足元に荷物を置ける収納性
- 車体がコンパクトで扱いやすい
特に初心者や女性ライダーにとっては、気軽に始めやすいスタイルと言えるでしょう。
おすすめのスクーター向けツーリングルート
スクーターでのツーリングに適したルートも存在します。たとえば、以下のようなルートがおすすめです。
- 湘南海岸〜江ノ島〜鎌倉(都心からもアクセス良好)
- 琵琶湖一周(信号が少なく景色も良い)
- 淡路島一周(コンパクトながら変化に富んだ道)
スクーターでも十分楽しめる距離感と景観を備えたコースを選ぶことで、安心して走ることができます。
実例:PCXでソロキャンプに挑戦
実際にホンダPCX125でソロキャンプツーリングを楽しんでいるユーザーもいます。シート下の収納にテントや寝袋を入れ、リアキャリアにはバッグを積載。一般道で2〜3時間程度移動し、河原やキャンプ場で一泊するスタイルです。
「疲れにくくて静かで快適だった」「信号の多い市街地でもストレスなく走れた」という声も多く、実用性の高さが伺えます。
まとめ:スクーターも立派なツーリングマシン
スクーター=通勤用という先入観にとらわれず、自分に合ったスタイルでツーリングを楽しむことが大切です。コンパクトさや快適性、燃費性能を活かして、気軽に旅へ出かけてみましょう。スクーターにも、立派なツーリングの概念は存在しています。
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