愛車の警告灯が点灯し、整備工場で修理を受けたあとに「これってリコール対象だったのでは?」と疑問に思うことはありませんか?実は、修理後であってもリコール対象であれば費用を補償してもらえるケースがあります。本記事ではスバル・フォレスターを例に、リコール制度とその後の対応方法についてわかりやすく解説します。
リコールとは?―メーカーが対応すべき不具合
リコールとは、自動車メーカーが設計や製造上の問題を把握した際、国(国土交通省)に届け出た上で無料修理を行う制度です。部品の経年劣化や事故による不具合とは異なり、製品自体の構造的欠陥が対象となります。
対象になっている場合、正規ディーラーから郵送通知が届くのが一般的ですが、ユーザー自身で調べることも可能です。
修理後にリコールが発覚した場合の対応
たとえば、整備工場で有償修理を受けた後にリコール対象であったと判明した場合、その修理内容がリコールと同一内容であれば、払い戻しや再修理が可能なことがあります。
ポイントは、修理明細書と領収書の保存です。メーカーやディーラーに連絡し、該当するリコール内容かどうかを照会してもらいましょう。
スバル・フォレスター(平成20年式)のリコール検索方法
平成20年式(2008年頃)スバル・フォレスターについては、国土交通省リコール情報検索サイトで、車台番号を入力することで該当するリコールの有無を確認できます。
車台番号は車検証に記載されています。たとえば「SH5-○○○○○○」といった形式で始まります。
実際の事例:修理後の返金が認められたケース
あるユーザーはエンジンチェックランプ点灯により点火コイル交換を実費で行いましたが、のちに同内容のリコールが発表され、ディーラー経由で返金処理が行われたとの報告があります。
これはメーカーが「ユーザーが先に対応してくれた」と判断し、証明書類の提出によって費用を負担したケースです。
手続きの流れと注意点
- 車検証を準備し、車台番号を確認
- 国交省サイトまたはスバルの公式ページでリコール検索
- 該当すれば修理明細と領収書を持参して正規ディーラーへ相談
- メーカー判断で返金または再修理対応がある可能性
ただし、ユーザーが独自に行ったカスタム修理や整備記録が不十分な場合、補償外とされる場合もあるため要注意です。
まとめ:修理済でもリコールならチャンスはある
車両の修理後でも、対象リコールであれば費用補償が受けられる可能性があります。スバル・フォレスターのような年式が古めの車両でも、該当部品がリコール対象なら遡って対応が可能です。
修理後でも諦めず、まずはリコール情報を検索してみましょう。リコールに関する相談は正規ディーラーが窓口ですので、書類を持って早めに相談するのがベストです。
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