軽自動車の中でも人気の高い2台「ダイハツ タントカスタム」と「ホンダ N-BOXカスタム」。どちらもスタイリッシュなデザインと機能性を備えたモデルですが、細かな特徴や使い勝手には違いがあります。本記事では両車のメリット・デメリットを比較しながら、どんな人にどちらがおすすめかを解説します。
タントカスタムの特徴とメリット
タントカスタムは、ダイハツが誇るスーパーハイト系ワゴンの代表格。最大の特徴は助手席側の「ミラクルオープンドア」。ピラーがない構造により乗り降りがしやすく、ベビーカーや荷物の出し入れにも便利です。
また、最新モデルでは「スマートアシスト」や全車速対応ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)などの先進安全装備が充実しています。全体的に装備のバランスがよく、家族用途にも適しています。
タントカスタムのデメリット
一方でデメリットとしては、加速性能がやや控えめな点が挙げられます。特にターボ無しモデルだと高速道路での加速力に不満を持つユーザーも。また、デザインの好みが分かれる部分もあるかもしれません。
さらに、中古市場では比較的台数が多いため、リセールバリュー(売却価格)はN-BOXに比べるとやや劣る傾向があります。
N-BOXカスタムの特徴とメリット
N-BOXカスタムはホンダが展開する人気車種で、軽自動車販売台数No.1を誇ります。広々とした室内空間と高級感のある内外装デザインが特徴で、特に運転席周りの質感が高く評価されています。
また、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」により、後席の足元が広く、収納も充実。子育て世代や荷物が多い人にも最適です。運転支援システム「Honda SENSING」も全グレードに標準装備され、安全性も高水準です。
N-BOXカスタムのデメリット
デメリットとしては、価格がやや高めな点が挙げられます。同グレード・装備で比較すると、N-BOXカスタムのほうが10万円〜20万円ほど高くなる場合もあります。
また、人気車種ゆえに納期が長くなりがちで、タイミングによっては数ヶ月待ちになることも。一部では「人気がありすぎて街中で被る」といった声も聞かれます。
乗り比べた実例から見えた違い
あるユーザーは、子ども2人の送り迎えに使う車としてタントカスタムを選びました。理由は、スライドドアの開閉がしやすく、ミラクルオープンドアが保育園の駐車場で便利だったからです。
別のユーザーは、通勤と週末のドライブを重視してN-BOXカスタムを選択。高速走行時の安定性と静粛性が良く、長距離移動が快適という点が決め手だったそうです。
どちらを選ぶべきか?用途別のおすすめ
以下のように、使い方に応じて最適な選択肢が異なります。
用途 | おすすめ |
---|---|
子育て・介護・日常使い | タントカスタム |
通勤・ドライブ・質感重視 | N-BOXカスタム |
価格を抑えたい | タントカスタム |
リセールバリュー重視 | N-BOXカスタム |
まとめ:それぞれの魅力を知って納得の選択を
タントカスタムとN-BOXカスタムは、どちらも優れた軽自動車ですが、それぞれの強みが異なります。ミラクルオープンドアの利便性を重視するならタントカスタム、高級感や静粛性を求めるならN-BOXカスタムが適しています。
試乗や見積もりを比較して、自分のライフスタイルに合った1台を選びましょう。
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