バイクのマフラー音はライダーの好みによって調整したい場面が多くあります。とはいえ、溶接や大掛かりな加工は避けたいという方も多いのではないでしょうか。この記事では、簡単に取り付けできるバッフルや、工具不要で音量を調整できる便利なアイテム、さらにはバッフル以外の選択肢まで詳しく紹介します。
バッフルとは?基本をおさらい
バッフルとは、マフラー内部に装着して排気の流れを変えることで音量を抑える装置です。多くの場合、ボルトで固定するタイプで、簡単に脱着できるものが主流です。
市販のマフラーには、脱着式バッフルが最初から装備されているケースも多く、音量を抑えたいときにはバッフルを装着し、サーキットなどでは外すという使い分けが可能です。
手軽に使える市販の調整式バッフル
最近では、ネジやスライド式で音量を細かく調整できる可変バッフルも登場しています。特に「スライド式可変バッフル」や「開閉式バルブ付きバッフル」などは、工具なしでも音量を変えることができる優れものです。
Amazonや楽天市場でも「バイク 可変バッフル」と検索すれば、数千円で購入できる製品が多数あります。製品によって装着可能なマフラー径が異なるので、購入前に必ずサイズ確認をしてください。
バッフル以外の静音アイテム
バッフル以外にも、マフラーに簡単に取り付けられる消音パーツが存在します。たとえば「消音グラスウール」や「マフラーインナーサイレンサー」などがあり、素材を詰めて音を和らげるタイプです。
また、マフラー出口に取り付けるタイプのディフューザーもおすすめです。デザイン性を損なわずに音量を抑えることができ、工具不要で差し込むだけの製品もあります。
装着時の注意点と公道での合法性
音量調整アイテムを使う際には、道路運送車両の保安基準を超えないように注意が必要です。特に近接排気騒音の規制(平成22年規制以降)では、94dB以下に収めることが求められています。
購入前には「車検対応」や「JMCA認証」があるかどうかをチェックすると安心です。逆に、基準を超えてしまうと違反となり、最悪の場合整備命令や罰金が科されることもあるため注意しましょう。
実際のユーザーの声
「SP忠男の可変バッフルを使ってみたところ、通勤時の近所迷惑が気にならなくなった」「中華製の簡易サイレンサーを使ったが、すぐに緩んだ」など、製品によっては評価が分かれることもあります。
取り付けのしやすさ、耐久性、音質の変化など、購入前にレビューをチェックすることが重要です。
まとめ:簡易な音量調整は選択肢多数!使い方と合法性の確認を忘れずに
マフラーの音量を調整する方法はバッフル以外にも多く存在します。いずれも溶接不要でDIYレベルの取り付けが可能なものばかりですが、法的規制に配慮しながら選ぶことが大切です。
特に通勤や住宅街での使用を想定している方は、「車検対応」「可変式」「工具不要」といった要素を満たす製品を選ぶと失敗がありません。
静かに、そして快適にバイクライフを楽しむために、自分に合った音量調整パーツをぜひ見つけてみてください。
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