現行ジムニー(JB64)にブースト計を取り付ける際のセンサー配管ポイントと割り込み位置の解説

カスタマイズ

スズキ・ジムニーJB64にブースト計を後付けしたいと考えている方の中で、「どこにゴム管を割り込ませるのが正解か?」と悩むケースは少なくありません。特に、エンジンルーム内の青白い円筒状フィルターの上下どちらに割り込ませるかは誤ると正確なブースト圧が測れなくなるため、注意が必要です。

現行ジムニーのブースト圧測定の基本構造

ジムニーJB64はターボ車であるため、吸気マニホールド内の負圧・正圧を検知することでブースト圧を測定します。後付けのブースト計では、センサーからエンジン側へゴム管を接続して圧力を取得します。

このゴム管を割り込ませる場所を間違えると、誤った値(または反応しない)を表示するため、取り付け位置は非常に重要です。

青白の円筒状フィルターとは何か?

エンジンルーム内に見られる青白の円筒状の部品は、実はブーストセンサー配管に設けられた「エアフィルター(サブフィルター)」です。これはセンサーにオイルや汚れが侵入するのを防ぐ役割を持っています。

この部品は上下にホースが繋がっており、上がセンサー側・下がエンジン側という構成が基本です。

ゴム管の割り込みは「下側」にするのが正解

ブースト計を取り付ける際にゴム管を割り込ませる位置は、青白フィルターの下側(=エンジン側)に行うのが正しい方法です。

上側に割り込ませると、フィルターを介したあとになるため正確な圧力変動を検知できない、あるいはセンサーによっては反応しない場合もあります。

例:BLITZやDefi製のセンサー式メーターでは、メーカー側も「エンジン側からの直接取り出し」を推奨しています。

具体的な作業手順(JB64例)

  1. エンジン右側、ブーストセンサー配管にある青白フィルターを確認
  2. その下側(エンジン側)ホース部分をカット
  3. T字ジョイントを取り付けてゴムホースを分岐
  4. ブーストセンサーへ配管し、インテリア側まで配線処理

取り付け時はエア漏れ対策としてバンドやタイラップなどでしっかり固定しましょう。

取り付け後のチェックポイント

・アイドリング時に−0.4〜−0.6kPa程度の負圧を示すか確認
・アクセル全開時に約0.6〜0.8kPa前後の正圧表示があるか
・メーターの針がスムーズに動いているか

これらが確認できれば、配管は正常に完了しています。

まとめ

現行ジムニー(JB64)にブースト計を後付けする場合、青白の円筒状フィルターの「下側」=エンジン側にゴム管を割り込ませるのが正しい方法です。

誤って上側に配管すると正確な測定ができないため、取り付け前に配管構造をしっかり確認しましょう。正しい配管で、より精密で信頼性の高いブースト管理を実現してください。

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