2025年7月発売予定の61系プリウスPHEV後期モデル。特に注目を集めているのが「第2世代ソーラールーフ」の性能です。この記事では、前期モデルのオーナーによる使用感や、今回Zグレード専用として進化したソーラールーフのメリット・注意点を詳しく紹介します。
第2世代ソーラールーフとは?前モデルとの違い
トヨタが誇る第2世代ソーラールーフは、2017年に登場した52PHVで初採用され、その後改良が重ねられました。今回の61プリウスPHEV後期モデルでは、太陽光発電面積の拡大と最大出力の向上が特徴です。
実際に搭載されるソーラーパネルは、晴天時で1日最大5km以上の走行可能電力を生成。前期モデルでは最大で約6.1km相当の発電量だったという実績もあり、「通勤でバッテリー残量を気にしなくて良くなった」という声も。
Zグレードのみ装着可能な理由とその背景
今回、ソーラールーフがZグレード専用となったのは、重量バランスやパワー供給システムとの兼ね合いが大きいと言われています。Gグレード以下ではコストや設計上の制約から未対応の可能性が高いです。
Zグレードでは、車内バッテリーへの直接充電が可能な独自の制御システムが組み込まれており、それによって昼間の電力を蓄え、夜間にエアコンやナビ電源として使用することが可能になります。
前期モデルユーザーのリアルな声
前期型61プリウスPHEVにソーラールーフを搭載したオーナーの口コミでは、「走行距離はそれほど伸びないが、バッテリー補助や補機バッテリーの維持に効果的」との評価が多く見られます。
また、「夏場のバッテリー温度上昇が抑えられた」「災害時の非常用電源として安心」といった副次的なメリットも。ソーラールーフは、単なる発電装置に留まらず、プリウスの多用途性を広げる装備としての存在感を強めています。
ソーラールーフのデメリットと注意点
一方で、ソーラールーフにはいくつかの留意点もあります。まずコスト面では、オプション価格が20万円を超えるケースも。さらに、車高がわずかに高くなり、重心にも影響することがあります。
また、発電量は天候に大きく左右されるため、常に安定した電力供給を期待するのは非現実的。特に曇天・雨天の多い地域では、パフォーマンスを発揮しづらいのが現状です。
Zグレードでの選択は「正解」か?
Zグレードでのソーラールーフ装着は、「機能性」と「環境性能」を重視する方にはぴったりな選択です。とくに、自宅充電が難しいユーザーや短距離走行が中心の方には恩恵が大きいといえます。
加えて、2025年モデルでは外観にも洗練されたデザインが加わり、「ソーラーパネルが目立たずスタイリッシュ」との声も多く、デザインと機能を両立した装備として注目度が高まっています。
まとめ:ソーラールーフの価値は使い方次第
ソーラールーフは「目に見える燃費改善」よりも、「日常の安心感や電気活用の幅の広がり」に重きを置く方に最適です。Zグレード専用となった今、選べる人が限られる分だけ、オーナーの満足度は高くなる傾向があります。
61プリウスPHEV後期の購入を検討している方は、単なる燃費だけでなく、電力の自給性や災害時の安心感といった広い視野で装備選びをしてみてください。
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