ヴィンテージハーレーやカスタムバイクのイベントに行くと、ピンストライパーやアーティストたちのブースで見かけるレジン製のカラフルなキーホルダー。独特な雰囲気と一点もの感が漂うそれらは、ただのアクセサリーではなくカルチャーを感じさせるアイテムです。この記事では、そうしたレジン製キーホルダーの通称や背景、なぜバイカーたちに人気があるのかを解説します。
それは「スキャットパック」や「レジンチャーム」と呼ばれることが多い
イベント会場などでよく見かけるレジン製のキーホルダーは、「スキャットパック」や「レジンチャーム」と呼ばれることが多く、特定の商標ではなくカルチャー的な通称として使われています。「スキャットパック」はもともとダッジの車両グレード名でもありますが、日本のカスタムカルチャーではレジンアートとピンストの融合によって名付けられた独自の世界観として親しまれています。
また、「レジンキーホルダー」「ハンドメイドレジン」「ピンストチャーム」といった名称でも販売されており、作家ごとに呼び方が異なることもあります。
ピンストライプ文化との融合が魅力の源
レジンキーホルダーは、単なるアクリル樹脂を流し込んだものではなく、多くの場合ピンストライパーが一点一点手描きでデザインを施しています。文字やラインワーク、ドクロやフレイムなどのアートが封じ込められており、量産品にはない「唯一無二」の魅力を放っています。
例えば、イベントで活躍している某アーティストは、レジンの中に金箔やシルバーフレークを閉じ込めたり、裏面にピンストを施すなど、細部にまでこだわった作品を制作しています。
人気の理由は「カスタム精神」と「手に取りやすさ」
ヴィンテージハーレーや旧車文化と共通しているのが、「自分だけのもの」を求める精神です。レジンキーホルダーはアート作品でありながら、比較的安価に手に入ることから、初心者でも気軽にカスタムカルチャーに触れる入り口として人気があります。
また、使い込むほどに味わいが出たり、経年変化を楽しめる素材感も、ヴィンテージバイク好きにはたまらないポイントです。
どこで買える?主な入手方法と作家の探し方
こうしたレジンキーホルダーは、主にバイクイベント、アートショー、クラフトフェスなどの対面販売が中心です。作家と直接会って話ができるのも魅力のひとつです。
また、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSでも、作家が作品を発信していることが多く、「#ピンスト」「#レジンアート」などのハッシュタグを辿ると、お気に入りの作家が見つかるかもしれません。気に入った作品があればDMで購入できる場合もあります。
キーホルダー以外にも広がるレジンアートの世界
レジン作品はキーホルダーにとどまらず、スマホスタンド、ガレージサイン、小物トレーなどにも展開されており、その応用は無限大です。ピンストとレジンの組み合わせによる独特な質感は、どんなアイテムにも個性をプラスしてくれます。
特にバイクのエンブレム風アートやタンクキャップ風のデザインなど、バイク乗りの心をくすぐるアイデアが次々に生み出されています。
まとめ:名前よりも中身に惚れるレジンキーホルダー
ヴィンテージハーレーのイベントで見かけるレジン製のキーホルダーは、「スキャットパック」「レジンチャーム」などの名前で呼ばれつつも、明確な定義はなく、アーティストの感性によって自由に形作られています。
呼び名よりも、その手作りの温もりやアート性に魅力を感じる人が多く、バイク乗りにとってはまさに「走るアート」を持ち歩くような存在です。気になったら、ぜひイベントで手に取ってみてください。
コメント