コンパクトながら使い勝手に優れたトヨタ・ルーミー。その中でも「トランク（バックドア）は自動で最後まで開くのか？」という疑問を持つユーザーも多いようです。実際のところ、ルーミーに電動バックドア機能はあるのか、また自動開閉に関する設定や後付け対応の可能性について詳しく解説していきます。
ルーミーに電動バックドア機能はあるのか？
2024年時点で販売されているトヨタ・ルーミーには、電動バックドア（パワーバックドア）の設定はありません。つまり、トランクは手動で開閉する仕様となっており、自動で上まで開く機能は標準では搭載されていません。
グレードを問わず、全モデルでリアゲートは「手動開閉式」となっているため、ハイエースやアルファードのような電動機構とは異なります。
開き方が途中で止まる？角度の問題と対処法
一部のユーザーから「トランクが最後まで開かない」「途中で止まる」といった声がありますが、これは以下のような理由が考えられます。
- 駐車場の天井が低く、開閉ストッパーが働いている
- 手動で最後まで開け切っていない
- リアゲートのダンパー（開閉アシストパーツ）の劣化
特に長年使用している車両の場合は、ガスダンパーの性能が低下しており、途中で止まってしまうことがあります。この場合はダンパー交換を検討しましょう。1本5,000円前後、2本交換で工賃含め約15,000円程度が相場です。
自動開閉にする後付け方法はある？
ルーミーに電動バックドアを後付けで装着することも可能ではありますが、費用と手間がかかります。主な方法としては以下のような選択肢があります。
- 市販のパワーゲートキットを取り付け（部品代＋工賃で10万円以上）
- 社外品の電動ダンパーに交換
ただし、ルーミーはそもそも電動開閉を前提とした設計ではないため、配線加工や制御ユニットの設置が必要になることが多く、メーカー保証外の作業になる点に注意が必要です。
便利に使うコツ：手動でも負担を軽減する方法
電動でないとはいえ、ちょっとした工夫で快適に使える方法もあります。
- リアゲートのダンパーを強化品に交換（開けやすくなる）
- バックドア開閉補助グリップを追加
- 荷物を入れやすくするためのステップ付きバンパーやマットを導入
このように、少しの改善でも実用性が大きく変わるため、コストを抑えつつ快適性をアップさせる手段としておすすめです。
まとめ：ルーミーのバックドアは手動開閉、ただし工夫次第で快適に
トヨタ・ルーミーには電動で自動的に上まで開くバックドア機能は標準装備されていません。完全自動化を求める場合は後付けが必要ですが、費用や保証面を考慮すると現実的ではないケースもあります。
とはいえ、ダンパーの交換や補助パーツの活用などで十分使い勝手を高めることができます。日常使いを快適にする小さな工夫から始めてみるのが良いでしょう。
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