CD50にキタコ製の4速ミッション用二次側クラッチを装着したいと考えている方へ。純正エンジンに対してどこまで加工が必要なのか、メインシャフト交換の必要性、さらにはデイトナや武川など他メーカーとの違いを詳しく整理しました。
キタコ二次側クラッチ+4速ミッションの互換性
CD50エンジンにキタコのSTD88仕様二次側クラッチを組み合わせることは可能ですが、メインシャフト(スピンドル)の交換やケース加工が必要である事を理解しておきましょう。
みんカラの事例では、CD90用クランクケース+キタコ5速ミッションを装着する際、ケースの穴埋めやベアリング移設などの加工を施したとの報告があります:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
他社製クラッチキットとの比較(デイトナ・武川含む)
デイトナや武川の二次側クラッチキットも同様に、スピンドルやクランクケース・シフトストッパーに合わせた加工が前提です。デイトナのマニュアルでも、武川用とデイトナ用ではリフターピンの長さなどが異なるため注意が必要との記載があります:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
また、武川やデイトナの場合も、互換性を確保するためにスピンドル&ギア軸の仕様が指定されており、ノーマルのままでは装着不可との情報が散見されます。
加工の内容と具体例
加工例としてよくあるものは以下の通りです。
- ネバーランド強化クランクケースへのベアリング移設・穴埋め
- スピンドル・ピニオン・シフトストッパーアーム周辺の調整
- リフターピン・ワッシャーの厚み調整によるクラッチリフターロッドの位置決め
これらはキタコ製・デイトナ製いずれでも共通して必要です。ノーマルケースでも加工すれば対応可能ですが、かなりの工作技術が要求されます。
取り付け実例からの学び
モンキー用事例では、CD90用キタコ5速ミッションセットにクラッチ・ピニオンを組み込んで装着し、干渉なくフィッティングされたケースが報告されています:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
また、デイトナ製二次側クラッチキットの取り付けブログには、「素材の仕上げが粗い」「価格相応」との感想もあり、品質感にも差があるようです:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
まとめ:CD50×キタコクラッチ、手間と技術を覚悟すれば使える
総合すると、CD50エンジンにキタコの二次側クラッチ(4速ミッション用)を装着することは技術的に可能です。ただし、以下の点を押さえておく必要があります。
- メインシャフト/スピンドルの交換または加工
- クランクケースおよびリフターロッド周りの精密加工
- メーカー別クラッチピンやケース加工の違いへの対応
「デイトナ」「武川」製品も似た対応となるため、選択時は取扱説明書の仕様と口コミ情報も参考にすることを強くおすすめします。
コメント