引越しにともない、自動車の住所変更や売却を考える方も多いのではないでしょうか。実家に車を置いたままの場合でも、住所変更は必要なのか、そして車を売却するならディーラーと買取業者のどちらが得なのかは悩ましいポイントです。本記事ではその疑問に答えつつ、実際の手続きと高く売るためのポイントを解説します。
車検証の住所は変更するべき?
車の保管場所が変わった場合は、原則として車検証の住所変更(変更登録)と車庫証明の再取得が必要です。実家に車を置いたままなら保管場所は変わらないため、直ちに変更する必要はないと考えられますが、将来的に売却や名義変更をする際には一致しているほうがスムーズです。
ただし、車検証と実際の保管場所が一致していないと、違法駐車とみなされるリスクや売却時のトラブルになる可能性もあるため注意が必要です。
運転免許証の住所変更は必要?
運転免許証の住所は、引越し後に必ず変更しなければなりません。変更手続きは、新しい居住地の警察署または運転免許センターで行います。身分証明としての役割もあるため、金融機関や行政手続きなどで不便が生じる恐れがあります。
変更には、新しい住所が記載された住民票や公共料金の請求書などが必要です。手続き自体は簡単で、即日で新しい住所に訂正されます。
車の売却を考えている場合はどうする?
車を売却する際は、車検証の住所と本人確認書類の住所が一致していることが求められることが多いため、売却前に住所変更を済ませておくと手続きがスムーズになります。
また、名義変更にも必要となるため、買い取り業者やディーラーに事前に確認し、どのような書類が必要かを把握しておくことが大切です。
車の売却はディーラーと買取業者のどちらが得?
ディーラー下取りは、手続きが簡単で安心感がある反面、価格は相場より低めになる傾向があります。一方で、買取業者は複数社から見積もりをとることで、相場よりも高値で売却できる可能性があります。
実例として、10年落ちの軽自動車をディーラーで査定してもらったところ3万円の提示だったのに対し、買取業者では10万円の査定がついたというケースもあります。一括査定サービスを使うことで価格差が一目で比較できるため、おすすめです。
売却前にやっておきたいこと
- 車検証と運転免許証の住所を一致させておく
- 整備記録やスペアキーなどを整理しておく
- 車内清掃や簡単な洗車をして見栄えを良くしておく
- 複数の業者に査定を依頼し比較する
特に一括査定を利用すると、業者同士で競争が生まれ高値がつきやすくなります。ただし、電話が多くかかってくることもあるため、日中に対応できる時間帯を選ぶとスムーズです。
まとめ:住所変更と売却はタイミングと準備がカギ
引越し後、車を実家に置いている場合でも、売却を見据えるなら住所変更を済ませておくことが望ましいです。特に運転免許証は必須、車検証は売却手続きの際に支障が出ないように整えておくと安心です。
売却に関しては、少し手間をかけて買取業者を比較することで、ディーラーよりも数万円〜数十万円高く売れることも珍しくありません。手続きと準備をしっかりして、満足のいく売却を目指しましょう。
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