「中古車販売サイトで路線バスはあるのに連節バスは見つからない…」そんな疑問に答える記事です。連節バスの特性から流通事情、探し方・購入時の注意点まで幅広く解説します。
連節バスとはどんな車両?
連節バスは2車体以上が関節でつながれた大型バスで、一般的な路線バスより乗車定員が多く、都市部の大量輸送に適しています。Wikipediaでも「pivoting joint enclosed by protective bellows…allows a longer legal length…higher passenger capacity(94–120)」と説明されています:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
日本でも日野&いすゞが共同開発する「ブルーリボンハイブリッド連節バス(Erga Duo)」が横浜市などで導入されています:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
なぜ中古車サイトに流通しないのか?
連節バスには大型車両扱いのため、維持コスト・整備の負担が非常に大きく、用途も限定的です。
さらに、一般の中古車サイトでは取り扱うには規約や保険の制約があり、大型専門のバス販売会社や地方自治体オークション経由で売買されるのが通例です。
実際に中古連節バスを探す方法
具体的には、バス専門業者や業務用オークションが基本ルートになります。
例えば
- ジャパンバスネットやニューインターなどの中古バス専門店
- 自治体オークションでの一括出品
- 輸出向け業者を通じて海外サイト(Mascusなど)で検索
MascusではArticulated Busの検索で数千件の出品が確認できます:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
購入時のチェックポイント
購入の際は、以下のポイントを確認しましょう。
確認項目 | ポイント |
---|---|
整備履歴 | 大型台車や連節機構の整備実績があるか |
走行距離 | 100万㎞超でも適切に管理されているか |
保険・ナンバー | 大型特殊車両での登録が可能か |
輸送ルート | 導入・納車のため通行可能なルートの確認 |
これらは路線バス以上に注意が必要です。
実例:自治体での導入ケース
横浜市では2019年5月に国産初のハイブリッド連節バスを受注、2020年2月に「Bayside Blue」として営業運転を開始しました:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
このように自治体が一括調達し、定期点検と整備契約をセットで行うケースが多く、個人が中古で買うケースは非常に稀です。
まとめ:個人購入ではなく法人・自治体向けが主流
つまり、「中古車サイトに連節バスがない」のは当然のことで、それは流通ルートや市場構造によるものです。
もし購入を検討するなら、バス専門業者経由や自治体オークションを活用するしかなく、個人で路線バス同様に購入するのは非常に難しいのが実情です。
まずは専門業者に問い合わせて、整備保証や納車支援の有無などを確認するのが現実的な第一歩でしょう。
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