中古車を売却するとき、走行距離の信頼性は査定金額に大きく影響します。特に、走行距離が短くても「改ざんの疑いがある」と言われると、不安になりますよね。この記事では、ルーミー(令和3年式・21,000km走行)を例に、走行距離を証明するために用意すべき書類やポイントについて詳しく解説します。
走行距離を証明するために揃えたい書類
走行距離を客観的に証明するには、以下のような公的・第三者記録が有力です。
- 車検記録簿:過去の車検時に記録された走行距離が証明できます。
- 整備・点検記録簿:点検ごとに距離計が記録されているので、整備歴が豊富であれば信頼性が向上します。
- 任意保険の事故報告書:走行距離が記載されていれば、有力な証拠になります。
- オイル交換・タイヤ交換の領収書:日付と走行距離があれば、整備記録として使えます。
これらは改ざんがなかったと示す重要な補強材料になります。
整備記録簿がない場合はどうする?
整備記録簿がない場合は、代替となる資料を集めておきましょう。
- ディーラーや整備工場で書類の再交付を依頼
- メンテナンス履歴が分かる電子履歴(カーオーナーアプリなど)の提示
- 法定点検の日時とメモの提出
一点物ではなく、複数の資料を集めて説得力を高めると査定時に有利になります。
走行距離の曖昧さが査定額に与える影響
走行距離に不透明感があると、バイヤーからリスクとして評価されます。車両価格が100万円→50〜60万円と下がってしまうのは、将来的なトラブル・保証対象外の不安などが理由です。
走行距離が正確ならば、消耗部品の交換時期なども予測しやすく、購入後の安心につながります。車両の「状態を正確に伝える」ことこそが査定額アップの鍵です。
売却前にできる走行距離アピールの実践策
以下のアクションを取り入れることで、信頼性を高めましょう。
- 整備記録簿の提出(再発行も可)
- タイヤ・オイル交換の領収書を写真で整理
- プリペイドカードでの支払い記録と日時・距離を紐づける
- ディーラーでの点検履歴を再利用
これらをまとめて「書類一式」として提示することで、査定士の信頼が得られやすくなります。
まとめ:書類で走行距離の誠実さを証明しよう
ルーミーを高く売るには、走行距離の信頼性が重要な評価ポイントになります。整備記録簿がない場合でも、整備履歴や領収書を集めて「公的な証拠」を提示すれば、不当に低く査定されるリスクを減らせます。
走行距離を誠実に示す情報をしっかり準備し、査定士に納得してもらうことが、高額査定への近道です。ぜひ事前準備を万全にして、気持ちよく売却を進めてください。
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