原付バイクの中古車を購入する際、「このバイクの走行距離は本当なの?」と疑問に思う方は少なくありません。特に、メーターが0000kmを表示していたり、一部の表示がオレンジ色になっていたりする場合、距離の信頼性に不安を抱くことがあります。本記事では、原付バイクの走行距離メーターの仕様と、中古バイク購入時にチェックすべきポイントをわかりやすく解説します。
原付のメーターは最大何kmまで表示できる?
多くの原付(50ccクラス)に搭載されている機械式オドメーターは、4桁(9999kmまで)が上限です。9999kmを超えると、再び0000kmに戻る仕様になっています。これは一周目の走行距離を超えたことを示しており、走行距離の実態を把握するには注意が必要です。
一方で、近年の原付やスクーターの中にはデジタル表示で5桁以上対応の車種も増えてきています。中古車で表示桁数が少ない場合、それが旧式メーターによる仕様かどうかも確認しましょう。
オレンジの表示は何を意味する?
機械式メーターの左端の数字がオレンジ色や赤色になっている場合、それは「一周(9999km)以上走っていること」を示す目安とされていることがあります。
ただし、これはメーカーによって仕様が異なり、すべてのバイクに共通するわけではありません。中には、視認性のために1桁目が単に色分けされているだけのケースもあります。
中古車で距離をごまかされることはある?
残念ながら、中古の原付市場では、オドメーターが一周しているにも関わらず「実走距離999kmです」などと表記されることもあるため、安易にメーターの表示だけを信用しないことが大切です。
信頼できるショップでは、点検記録簿や整備履歴を提示してくれることもあります。記録簿のない個人売買や格安車は、自己責任で慎重に判断する必要があります。
購入前にチェックしたいポイント
- メーターの桁数とオレンジ色表示の有無
- タイヤの摩耗具合(新車時から交換なしなら、数千kmで摩耗)
- ブレーキパッドやチェーンの劣化状況
- エンジンオイルや整備記録の有無
こうしたポイントを複合的に見て「実際に何km走っているか」を推測するのが現実的です。
まとめ:オドメーターだけに頼らず総合判断を
原付バイクの走行距離メーターは、旧式のものでは9999kmで一周し0000kmに戻る設計です。オレンジ色の桁がその証拠となる場合もありますが、確実ではありません。
中古購入時には、メーター表示だけでなく、車体全体の状態や整備記録なども総合的に確認し、信頼できる販売店を選ぶことが大切です。
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